河童の川流れ

「河童の川流れ」ということわざがあります。説明には「泳ぎが巧みなことで知られる河童でも、川の流れに押し流されてしまうことがある。そのように、名人でさえも時として失敗することがある、というたとえ」とあり、類語として「上手の手から水がもれる」などが挙げられています。

初めてこの諺を聞いた子供の頃、自分の頭の中には、まったく違う情景が浮かんでいました。
それは、川の流れに身を任せて浮かんだまま流されていく河童、でした。泳ぐどころか何もせず、ぷかぷかゆらゆら…
いわく、「今日はもう泳ぎたないねん。たまにはぼけーっとさしたってや」(何故に関西弁)。時々草に引っかかったり、横を鴨が泳いでみたり。
お日様の下、のんびりと流れていく河童。

なぜこんな絵を想像したのか、今となってはまったく不明です。なので、最初はこの言葉が諺だと分からず、昔話のタイトルか何かだと思っていました。まあ、謎が解けるまでにそう長くはかからなかったですが。

さて。
長じて、ある日、とてもシュールなCMに出会いました。
山瀬まみさんが河童の着ぐるみを着て川を流れていく、という某K社のCMです。しかも、ピンクのボディに青いおかっぱヘアの河童。
どうやら流れていったバージョンは1つだけのようですが、見た瞬間、「河童の川流れ…」と呟いた日のことを、今でも覚えています。

今YouTubeで確認したら、その前に近藤正臣さんが河童になってるんですね。ただ、あの河童は流れてなかった※(ハスの葉をベッドに水に浮かんではいました)。だから記憶になかったのか…。

今年のGWは例年になくまとまった時間があって、あれこれと片付けをしながら、自分の記憶の片付けもしております。そろそろ本腰入れて荒木田麗女をやらねば(焦)

※追記
さらに確認したら、近藤正臣さんも流れてました。しかもラッパ吹きながら… うーん、なんで覚えてなかったんだろう??(悩)
ということで、誤情報を訂正いたします。近藤さんも流れてました

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