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【本レビュー】コンテクストデザイン 渡邊康太郎

こんにちは、シフクです。
アクセサリーブランド、Faciata(ファシアータ)を運営しながらフリーランスでアパレルブランドをお手伝いしています!


きっかけ

近くに行ったついでに青山ブックセンターに立ち寄った見つけた1冊。年間1位になっていたので気になったのと、相対性理論やTakram.FM をポッドキャストで聞いている渡邊さんのファンでもあったので、彼の思考の一部でも覗いてみたいという思いから手にとってみました。

目次を読んでみると、大まかにコンテクストデザインの説明とアクションについてが書いてある本だなあと。

ここではボクが気になったところをピックアップしていきます。


干渉と解釈をつなぐもの

ここでは物語つなぐものの要素の1つとして負の要素を解説している。これを読んでいて思ったのは、自分自身この負の要素にひどく惹かれる性分であったということでした。

例えば、ミロのヴィーナスは確か両手がなかった気がするが、その手の動きがどんなものだったかを色々と考えさせてくれる余白ができている。

未完の小説もそうで、絶筆している小説をたまに手に取ることある(そこから誰かが手を加えて発表している小説もある)が、ボクが俄然続きがない小説に惹かれてしまう。読了後に自分自身でストーリーを想像させてくれるから。(村上春樹さんの小説も終わりがそんな感じかも)

ボクだけではなく人間が惹かれるものって、自らもストーリーの共犯者になれるよなもの、何か想像でも物資的にも経験でも付け加えられるようなモノ、コトに対して潜在的に魅力を感じるのではと思いました。

Massege soap in time 

石鹸のギフトなのだが、使っていくと中に手紙が入っている、というもの。モノは
使っていくうちに段々と経年劣化していくもの。石鹸は使っているとだんだん小さくなりやがてなくなってします。

贈り物の消耗品はそんな儚さもあるのだが、使い終わる頃にさらに1メッセージ。一度で2度美味しいギフトだな、と関心してしまった。

と同時にボクが運営しているFaciataでもそんな素敵なギフトが作れたらいいなと思ってしまった。

ただ、この本を読む限りボクのブランドでは第一の誤読である社会との文脈が欠けているんですよね。。

なので自分の事業と社会がどう繋げていきたいと考えないとなと。

繋げるという行為は、自分で歩み寄らないといけない。自分自身、ブランドを社会の文脈に載せる作業になる。

現段階でFaiataしかり個人でも社会のつながりがほとんどない状態だ。なのできちんと文脈を作り少しづつでも強い文脈を作っていかないとなあと思った次第です。

まとめ

コンテクストデザインについてかいつまんで書いただけなので、これを読んだだけではよくわからない人が大多数かと思います。

気になる方は本を購入することを勧めますが、迷ってる方は渡邊康太郎さんがこのことについてnoteを書いていたので、読んでみたらいかがでしょうか。

ボクもまだきちんと腑に落ちないところもあるので、読み直し必須であり本棚に陳列させる1冊となりそうです。

最後に告知

です。
ぼくが運営しているアクセサリーブランドのWEBサイトはこちらです。

2023/1/11-2023/1/31 ルミネ大宮3F 
イベントスペース en market内で
商品展示販売しております。お近くの方はぜひいらしてください。


ここまで読んでいただきありがとうございました!




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