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うっかりミスが大ごとに、大切な個人情報を漏えいさせないために

こちらのnoteは、セキュリティ専門家松野によるニュース解説ラジオ「今日の10分セキュリティラジオ」9月2日の放送内容を一部抜粋しご紹介します

・今回の解説ニュース
・「個人情報の大切さ」への理解の乏しさが情報漏えいを招く?
・誰もが情報を発信できる時代、うっかり個人情報を漏らさない為の対策は

今回の解説ニュース

個人名の匿名化が漏れたことで、個人情報の漏えいになってしまったということです。今回は、個人情報を漏えいさせないために、セキュリティで気を付けるべきポイントについて説明します。

今回のインシデントでは、東京都労働委員会が不当労働行為救済申立事件の命令書の概要を個人情報が記載されたまま報道機関に配布し、ホームページに掲載してしまったということです。他行政機関から指摘があり発覚しました。インシデントの原因として、組織としてのチェック体制を含め対応が不十分であったことが挙げられています。

対応策として、ホームページでの個人名を削除し、本件命令書に記載された関係者へ謝罪連絡を行っています。また、再発防止策として、ホームページへの掲載等に係るチェック体制の見直しを図るということです。

「個人情報の大切さ」への理解の乏しさが情報漏えいを招く?

個人情報漏えいのインシデントが起きてしまう理由の一つとして、個人情報の大切さを十分に理解していない、もしくは個人情報であることを理解していない可能性があります。

例えば、Aさんが知り合いから鞄を預かったとします。その鞄の中にお菓子が入っているものと、現金100万円が入っているものとでは、Aさんが感じるプレッシャーはどちらが大きいでしょうか?

預かっている物の価値がわかっていれば、持っているだけで恐怖を感じるくらい、そのリスクを正しく理解することができるでしょう。個人情報もその大切さを正しく理解していれば、チェック体制が不十分になることはないはずです。

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