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Windows8.1サポート終了まであと半年、気を付けるべきポイント

こちらのnoteは、セキュリティ専門家松野によるニュース解説ラジオ「今日の10分セキュリティラジオ」7月18日の放送内容を一部抜粋しご紹介します

・今回の解説ニュース
・OSのサポート、終了前から注意喚起が行われる理由
・Windows10にも迫るサポート終了の時期、前もっての対応計画を

今回の解説ニュース

Windows 8.1のサポートが終了するということです。ご利用中の方は他のOSへ移行することを検討しましょう。

マイクロソフト社が提供する OS「Windows 8.1」のサポートが2023年1月に終了します。また、同社が提供する「Windows 7」「Windows Server 2008」「Windows Server 2008 R2」もサポート終了から3年が経過したため、拡張セキュリティ更新プログラムの提供も終了するということです。

IPAによると、サポートが終了したOSを使用し続け、危険度の高い脆弱性が新たに発見された場合は、製品ベンダによる修正等の対応が期待できず、セキュリティリスクの解消が不可能となり、脆弱性を悪用した攻撃による情報漏えいや意図しないサービス停止等の被害が生じる可能性が高くなると警告しています。対策として、サポートが継続している後継または代替のOSへ移行するよう呼びかけられています。

OSのサポート、終了前から注意喚起が行われる理由

サポートが終了したOSやソフトウェアを使い続ける場合、脆弱性が発見されても修正プログラムが提供されない可能性があることを理解する必要があります。

拡張セキュリティ更新プログラムとは、マイクロソフト製品でサポート終了日を過ぎても製品を使い続ける必要があるユーザにとって最後の手段です。 製品のサポート終了日から最長3年間は緊急と重要のセキュリティ更新プログラムが提供されます。

IPAによると、2021年7月から2022年6月までの期間に「Windows 8.1」「Windows 7」「Windows Server 2008、2008 R2」で発見された脆弱性の約2割は深刻度が高かったということです。つまり、今後もこのペースで脆弱性が発見されたとすると、1年以内に緊急度の高い脆弱性が発見される可能性が高く、拡張セキュリティ更新プログラムの提供が終わった後は、修正プログラムが提供されず、脆弱性が放置された状態で、攻撃者に悪用されてしまう可能性があることになります。

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