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褒める文化の醸成だけではない。1年間で380名の表彰者が生まれた、SHIFT AWARDに込める思い

はじめに

はじめまして!SHIFT人事部の柿沼です。 私はSHIFTの全社表彰制度「SHIFT AWARD」の運営をしています。

SHIFTではたらくすべての人が、きちんと認められて輝けるチャンス。それが「SHIFT AWARD」です。毎回、受賞される仲間たちの嬉しそうな、照れくさそうな“いい顔”が忘れられない!

今回は、そんな「SHIFT AWARD」について、運営する立場からご紹介してみたいと思います。褒める文化の醸成を担っている、表彰制度をつくりたい、そんな人事の方の参考になれば幸いです。

なぜ SHIFT AWARDが始まったのか、なぜ力を入れるのか

SHIFT AWARDのはじまりは2019年。ちょうど社員が1,000人を超えるタイミングで、組織が次のフェーズに移るようなインパクトのある数字でもあったんですね。それで、皆に会社について改めて理解を深めてもらおうと全社会が企画されました。

ではコンテンツとして何をしようとメンバーで考えたときに、王道ではあるけれど「頑張っている社員を表彰しよう」と。

SHIFTの人事制度はマズローの欲求段階説を参考に、個人の承認欲求を満たすもので成り立っていますが、当時、褒賞に関しては評価制度の中に留まっていました。そこで、このイベントを機に毎年SHIFT AWARDをやってみようかということになったのです。

私たちが目指したのは、承認欲求を満たすだけではなくSHIFTが体現したいことが表彰項目に入っていること。期毎の評価では成果を見つつ、 SHIFT AWARD ではその過程も表彰しようと考えていました。その結果、SHIFTのクレド(行動指針)の浸透につながればとさらに良いですよね。

賞の種類を考えるにあたっては、「漏れなく・だぶりなく」を意識しました。過去には他のものもあったり、対象者が違ったりもしますが、FY23の賞種類は以下です。

(「マイスター」とは、合格率6%という採用試験である「CAT検定」を突破したSHIFTのテストエンジニア、有期雇用者(アルバイト、契約社員)に対する尊称です。「リュードベリ」とは、原子(分子)同士のぶつかり合いによって、 高エネルギー状態になり原子を構成する電子が拡散し、励起した様を指します。 このように自らが高エネルギー状態となって成果を残した方が選ばれます。 )

年間AWARDの各大賞は、ESOP(イソップ)という信託型の株式報酬がもらえるのですが、社長賞ではなんと150ESOP(株価2万円時点で換算すると、300万円)!!…と、大奮発。まさに太っ腹。

ちなみに最初の全社会はまだコロナ禍前で、1,000人を超える参加者がホテルのパーティー会場でランウェイを歩き、拍手喝さいのなか表彰されていたんです。相当の予算もかけました。

ここまで力を入れるのは、SHIFT AWARDが会社としての一体感を生み出す稀有なイベントだから。個人を褒めるだけではなく、組織としての方針を伝え、仲間を作る場でもあります。

「ありきたりなものはやりたくない」。そんな気持ちで、企画・運営メンバーに加えて、外部のイベント会社とともに代表の丹下と真剣なミーティングを重ねています。

AWARDを「自分ごと」と捉えてもらえるよう、試行錯誤

ただ私たちが運営の中で課題に感じつつあたのは、「全社」「年に一度開催」であると規模が大きくどうしても身近に感じづらいということ。しかしこれからもSHIFTが成長をつづけていくためには、各部署やメンバーの自律性・主体性を高めていくことが大切です。

そこでAWARDにおいても「部署ごと」「クオーターごと」と単位を小さくして、より自分事化してもらおうと、2022年からはクオーターでのSHIFT AWARDも開催することにしました。

受賞のチャンスが増えることはもちろん、普段かかわりのある人が受賞する姿をみて、自分も受賞できるかもしれない、受賞できるよう頑張ろうと思ってもらえたらと。

SHIFT AWARD当日は任意参加ですから、どれだけの人に参加・視聴してもらえるか、集客の部分が非常に大事です。したがって「今回は何を伝えたいんだっけ」と毎回とても頭を悩ませますね。

参加率をどうあげるか、各人の属性に合わせて仮説をたて、打ち出し方や開催時間にまで気を配っているんです。

全社告知のフェーズでは動画を作って社内PRに用いたり、バナーを作って社内ポータルに掲示したり、ラジオで告知をするなど。そして実際の投票期間になったら各部署ごとに、自分の部署の人(自分以外)に投票をしてもらいます。

ちなみに部署メンバーの顔写真が並ぶ投票システムまで内製でつくりました!

こうしてノミネートされた方々のなかから、各部の部長陣で最終の受賞者を選んでもらいます。受賞者の決定後は、各部ごとに受賞式を開催し大々的に発表。加えて、SHIFT AWARD専用の社内ポータルで、受賞理由やご本人のコメントを掲載し、会社全体にもご紹介します。

開催頻度をあげ、投票のための盛り上げや受賞者の発表を各部署主導でイベント化することで、MAX90%という高水準の参加率が数字に表れました。”祭りの中心”が変わってきていると感じています。

受賞者がどんどん増えていく。文化としての SHIFT AWARD、

FY22通期での受賞者はなんと380名!

気になるAWARDの費用対効果としてはES向上、離職率の低下などを見つつ、 SHIFT AWARD単体だけでそれらに直結しているを示すことは難しいというのが本音…そこでアンケートの回答結果も大事な「効果」の一つとしてとらえています。

受賞者の方からも、現場の部長陣からも非常にポジティブな声をもらっていますので、今後も継続的に開催していくモチベーションがあがっています。

これからも社内文化のひとつとなった SHIFT AWARDをより魅力と価値のあるものにするべく、日々工夫していきたいと思います!!

参考記事:【SHIFT菅原氏/中園氏】マズローの欲求段階説を基に従業員のニーズを満たす-SHIFTの知られざる人事制度とは


執筆者プロフィール:柿沼
2021年3月にSHIFTに入社。新卒でIT会社のSEとして入社し、人事部の立ち上げとともに人事へ異動し、新卒採用を経験。その後、小売業のお客様の人事制度設計のサポートや、HRBPとして従業員のエンゲージメントを向上させる施策を企画・立案・運用を実施。 現在は入社者のエンゲージメント向上のために、入社時研修やイベント実施に従事。

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