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AWS Certified Solutions Architect - Professionalの勉強法と試験体験記


はじめに

こんにちは。SHIFT DAAE部で開発エンジニアをしているさとうです。
先月、私はAWS Certified Solutions Architect - Professional(SAP)に合格しました。今回はその試験の勉強法について共有したいと思います。すでに多くのブログ記事で勉強方法が紹介されていますが、他の記事よりも色々な勉強方法を試してみたので、今後AWSの試験を受けられる方のご参考になれば嬉しいです。

SAPについて

AWSの公式ウェブサイトには、SAPの資格について次のように説明されています。

この資格は、認定を受けた個人が、複雑な問題に対する複雑なソリューションの提供、セキュリティ、コスト、パフォーマンスの最適化、および手動プロセスの自動化における高度な知識とスキルを証明するために役立ちます。この認定は、組織がクラウドイニシアティブを実施するための重要なスキルを備えた人材を特定して育成するための手段です。

試験の概要は次の通りです。試験は3時間と長く、また費用も300ドルと決して安くはありません。そのため、できるだけ1回で合格できるように効率的な勉強法を見つけることが重要です。

レベル: プロフェッショナル 時間: 試験完了までに 180 分 コスト: 300 USD フォーマット: 75 問 (択一または多肢選択式) 配信方法: Pearson VUE テストセンターまたはオンラインでの監督付き試験

私自身について

AWS Certified Solutions Architect - Associate(SAA)とAWS Certified Developer - Associate(DVA)までは取得していましたが、2~3年前だったため、細部の知識は忘れてしまっていました。しかし、SAAの有効期限が近づいていたため、今回私はSAPの試験を受けることにしました。

また触ったことがあるサービスとしてはAWS Lambda,Amazon API Gatewayなどのサーバレス系のリソースやコンテンツ配信などで利用されるAmazon S3やAmazon CloudFrontが主でした。SAPでよく出題されるAWS OrganizationsやAWS Site-to-Site VPNなどのネットワークリソースについては初めて学びました。

学習期間

学習期間としては約2ヶ月設定しました。

平日は1日1時間30分、休日は2日合わせて6時間、1週間で13時間30分勉強しようと心掛けました。 週末の予定などで勉強時間を確保できない日もありましたが、最終的には約100時間ほど勉強することができました。

勉強方法

  • テキスト

    • 「AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル」

      • 試験の全体像や初めて見るサービスの概要を把握するのに大変役に立ちました。私が持っているのは改訂前の第1版でしたが、それでも十分に役に立ちました。

    • Black Belt

      • 上記のテキストで概要を把握でき、サービスの詳細を知りたいとなった時や問題集を解いていてわからない点があった時に確認していました。Black BeltのページのUIがSAAを受けた時と変わり、検索できたりサービスの絞り込みができるなどとても使いやすくなっていますね!

  • 問題集

    • AWS Skill Builderの公式練習問題

      • AWS Skill Builderのウェブサイトでは無料で20問の練習問題が提供されており、詳しい解説も付いているので非常に役立ちました。ただ、可能ならば以下の公式模擬試験を受けることをおすすめします。

    • AWS Skill Builderの公式模擬試験

      • 上記の練習問題は無料ですが、AWS Skill Builderには月額29ドルの有料オプションがあり、登録すると実際の試験と同じような形式で模擬試験を受けられます。私が登録した時には1週間無料のキャンペーンがあったためキャンペーンがある時を狙って登録してみるのもいいかもしれません。3時間のまとまった時間が必要ですが、試験前に現状を把握し、苦手な分野を把握するのに適しています。

    • Udemyの「01版 AWS 認定ソリューションアーキテクトプロフェッショナル模擬試験問題集(全5回分375問)」

      • この問題集を3週ほど行い、合格ラインを越えるようにしました。ただ、現在はUdemy上での購入ができないようです。

  • ハンズオン

    • AWS 初心者向けハンズオン

      • 初心者向けのハンズオンにはなりますが、今まであまり触ったことがないネットワークリソースやコンテナサービスに触れ、サービスのイメージをつけられたのはとても良かったです。苦手意識のあったネットワークについては重点的に触ったため、少しは苦手意識が払拭できた気がします。

    • GitHub

      • AWSが公開している、様々なサービスに関する情報がまとめられたGitHubのリポジトリを利用しました。私はマイグレーション系のサービスを触ったことがなかったため、ハンズオンを行い、AWS Application Migration ServiceやAWS Database Migration Serviceについての理解を深めることができました。

    • ※他にもリンク先に色々なハンズオンコンテンツがまとめられています。

  • その他

    • 試験ガイド

      • 出題される全サービスが掲載されています。本番で聞いたことのないサービスが出ないようチェックしました。

    • AWS Skill Builderの試験対策:AWS Certified Solutions Architect - Professional

      • 4時間ほどのコースですが、AWSのベストプラクティスの考え方を非常に分かりやすく説明してくれています。

試験当日

今では試験は自宅でも受けられますが、自分のPCにカメラがなかったため、テストセンターで試験を受けることにしました。

最初は集中して問題を解くことができましたが、試験時間が3時間もあるため、途中で集中力が切れてしまいました。実際に最初の方はペースが早く問題を解けたのですが、最後の方は時間が足りるか不安になるくらいでした。最後まで問題を解き終えた時点で、見直しの時間が10分しか残っておらず、チェックをつけておいた項目のほとんどを見直すことができませんでした。見直しする時間の間、「また受ける必要があるのかな。。」と落ち込みながら見直ししていました。

しかし、試験後5時間ほどしてメールでの合格通知が届き、その瞬間は本当に安堵しました。

感想

何とか1回で合格できたのは嬉しかったです。

勉強方法は、ハンズオンとAWS Skill Builderがとても役に立ったためおすすめです。色々なハンズオンコンテンツがあると知ることができ、このサービスに触ってみたいと思った時に、ハンズオンコンテンツがあれば試してみることができるのはありがたいですね。勉強時間については、普段からAWSを使用している方はさらに短縮できると思います。

また弊社ではスキルUP応援制度があり、報奨金として受験料+αがもらえるため、少しですが懐具合がよくなりました!

これからは、AWSの他の資格も取得し、自分のスキルをさらに磨き上げていきたいと考えています。

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執筆者プロフィール:さとう
DAAEテクノロジーグループ所属の開発エンジニアです。一人前のエンジニアになれるよう頑張ります。

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