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皮膚の温度。


こんにちは◎
サムネイルが割とインパクトのある写真でびっくりさせてしまったでしょうか。

今日は3月に撮影した写真(まだSNSに載せていないもの含め)について喋らせていただきます。

阿東文庫にて撮影。

まず初めに、過激と感じる写真も載せていくので
後ろに人がいないか注意してみてくださいね(笑)

私は「アート」としての上品なエロ、美しさと
「性的な目線」としてのエロは全く違うと思っています。

この撮影では「人間の本来の姿」をイメージしており、生まれた時と同じ、ありのままの姿。人が人として還る。そして皮膚の温度、質感への表現を追求しています。

ノートの最後にこの撮影でのメインとなる写真を載せるので是非最後まで見てくださいね。

思考は捨て、本能のままに。というイメージ。

人と人が身体を重ねる時、本能として体温を求めあう瞬間がとても美しいと感じます。

重なり合う皮膚の"橙色"が濃くなっている部位がとても好きです。…個人的に。
思わず息を止めて魅入ってしまう美しさがあると思っています。モデルをしてくれた2人には感謝しきれません。

ひたすら動いてもらっていたのですがこうして写真で見ると「一時停止した世界」にも見えてしまう。不思議です。

既にSNSに出している好評だった写真。

赤い林檎を使用して撮影しています(弥政作)
赤い林檎は「心」をイメージしています。

生まれたままの姿で美しいままの心で。

どうしても人間の心は生きていく過程で色んな傷を負ってしまう。

そんな心(林檎)をイメージし傷をつけました。

レタッチで皮膚の色をガラリと変えています。
(お気づきでしたか?)

透明度の高い色を混ぜて林檎の色味を強調しています。少し冷たい皮膚の温度という印象。


最後になりますが、今回の撮影に至るまでに絶対に撮影したかった写真がこちらです。

こちらのみLeica Q2で撮影。

「母親の子宮、そして羊水の中で眠る」をイメージしたもの。
今回一番思い描いていたシーンであり理想通りに撮影できました。

汚い感情や誰かへの厭悪。生きているだけでかかる負荷。

何もかも捨てて、忘れて、もう一度還る。
大切な何かを失う前にもう一度。


今回の撮影は「人間本来の姿」がテーマでした。

いかがでしたでしょうか?

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