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20210731_ソロキャンプ開幕

ついにその日が来た。キャンプは初めてじゃないけど遠足の前日のような不思議な気持ちでなかなか寝付けなかった。キャンプの前に溜まり続ける仕事に抵抗するべく朝6時から休日出勤し、15時になんとか退社。ほんとはもちょっと早く帰りたかったけど仕事はまだ溜まったままだしもういい。知らん。

と、会社を出たや否や土砂降りがお出迎え。ゲリラ豪雨?仕事しとけってことか?天気予報を見ると降水確率は20%なんだけど・・・大丈夫、晴れる。降り方は天気雨だったので自分を励まし帰路につく。帰宅して前日にまとめておいたキャンプ道具を車に積み込む。部屋と車を3往復くらいしてようやく支度ができた。本当はシャワーくらい浴びてから出かけたかったが、数日前の予約時に16時にチェックインと管理人に伝えているためすぐさま出発。降り続く雨はキャンプ場が近づくにつれ小雨になり時折青空が顔をのぞかせていた。

家から40分くらいのキャンプ場に予定より10分遅れて到着し、チェックインを済ませる。予定時間より遅れたことは特に言われず雰囲気の良いおじちゃんがサイトまで案内ししてくれた。道中、トイレなど周辺の施設について説明してもらう。

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管理人さんの話によるとなんと自分ひとりの貸切らしい。正真正銘のソロキャンプ。小雨は降り続いていたけど胸が高鳴った。一般道脇のテントサイトで地面も柔らかいため通常は乗り入れ不可だが、天気も良くないし貸切もあってか管理人さんは荷物の積み下ろし時は道路に車を寄せて止めて良いと言ってくれた。時間もないため、テントとタープだけ設営して、買い出しに行こう。

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設営場所は積み下ろしが楽な入り口付近や炊事場の近くで迷ったが1番濡れていないデッキサイトを選んだ。ゲリラ豪雨を受けてもこの程度の濡れで済んでいるなら安心できそう。炊事場も遠いし、斜面のかなり上の方で荷運びは苦労したけど最善の選択だと今でも思う。ウッドデッキタイプのサイトは慣れて無くて設営は苦労したけどタープとテントを何とか設営できた。

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タープがちょっと緩いけど荷物もテント内に収められたので買い出しに出掛ける。車で2キロも下ればスーパーがあるのでそこで食料を確保する。

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設営の間は地面ばかりを見ていたのだけれど、ふと顔を上げると木々の合間から除く夕陽にしばらく見とれてしまった。最近は帰りも遅くて夕焼けなんて久々に見た。雨上がりの森林の香りをまといながら見上げる夕焼けは少し寂しくもとても美しく見えた。こうやって景色をぼーっと見ていられるのもソロキャンの魅力だと思う。空腹感で我に返り、夕飯の買い出しに出発。

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帰ったころにはすっかりあたりは暗くなってた。割引のポテサラを突っつきながら大好きなサッポロ黒ラベルで喉を潤す。生きててよかった。これまで何度も苦しいことがあったけどそんなことが些細に感じられる。夕飯は野菜ジュースを使ったカレーライス。かのキャブヘイさんが動画を上げているので詳しくはそちらを参照。↓

https://youtu.be/lNv0LimfYhM

今回はアレンジで焼き鳥缶をイナバのタイカレー缶に変更。よりカレー感が出るんじゃないかな。いざ完成して実食。辛い。めちゃくちゃ辛い。辛さ耐性は人並みにあると思ってるけど北極ラーメンクラスに辛い。まあ、タイカレー缶単体でもだいぶ辛いのにそこにカレー粉入れてるから辛いのはそうなんだけど辛い。ギリ食べきったけどちょっとおいしいを通り超えて涙目。口直しにもう一品。

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なんでこいつ辛いやつしか買ってないんだろうね。でもさすが全幅の信頼を寄せるやみつきチョリソー君。ビールが進む進む。好きなものを好きなだけ好きなペースで食べられるのもソロキャンの魅力だなぁ。

おなかを満たした後、僕はテントを離れてとある場所に向かった。

「展望台」

展望台に登ること自体いつ振りかわからないけど高気温高湿度の中一人で黙々と歩き続けること10分間、田舎の街並みの夜景が眼下に広がった。

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正直、思ってたよりも開放的な景色では無かったが、高速道路を走る車のヘッドライトや新幹線の明かりなど普段では見られない景色を見ることができた。(弟にはスナイパーの視点見たいって弄られた)

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帰ってきたら意外と自分のテントいい感じじゃんってちょこっとテンション上がった。やりたいことを一通りできてやることがなくなったとき、急に寂しさが襲い掛かってきた。管理人さんの「クマに気を付けてね」という去り際の一言が寂しさに追い打ちをかける。幸いにもいつも遊んでくれている友達が通話しているところを発見して混ぜてもらったとき、普段何気なく遊んでいた友達の有難さが身に染みる。キャンプという非日常な環境に身を置くことで普段の自分が如何に多くのものに縛られて、どうでもいいことに悩まされていたかがわかる。それと同時に普段のなんとも思っていなかった当たり前にガスで火が付く、電気で明かりがつく、温かいお風呂に入れて温かい寝床で眠りにつけるといった現代の恵まれた環境への感謝がなかったことに気が付かされる。キャンプって、あえてお金をかけて不便な生活に身を置いているわけだけど、現代の日本に生きるという恵まれた環境で生きてきたことに気が付かされる。キャンプって自分と今の環境を客観的に見ることができる時間でもあるんだなって奥の深さを知ることができた。ここであまりくどくど書いても伝わらなさそうだから、気になった人は実際にやってみてほしい。百聞は一見に如かず。今は安い道具も売ってるしレンタルできる場所も増えてると思う。相談してくれれば自分でよければ道具選びとかは相談乗ります。ということで夜も更けて就寝。

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雨の音で目が覚める。マイナスイオンすっごい。マイナスイオンとかあんまり信じてないけどそんな感じの感想。テントは無事に一晩雨をしのげていた。雨が弱まったところで片づけて撤収。帰りは管理棟に寄らなくて良いといいてもらったのでそのまま温泉を目指す。

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ありがとう、戸塚森森林公園

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温泉超最高だった。温泉でそのままお昼ごはん。ハンバーグ定食、和風ver。キャンプの締めは温泉に限るなぁ~。今回の反省を生かして道具の構成も編みなおして再挑戦しようと思う。ゴールはまだまだ遠い。

結局長くなっちゃった。最後まで読んでくれた方お疲れさまでした。

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