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8-1 占いを信じていいですか?

 時間が少し遡るが、妊娠中、私はとあるブロガーさんのブログにはまっていた。癌とも、妊娠出産とも、胎内記憶とも、全く違うことが気になって読み始めたブログだったが、たまたま(?)そのブログの主さんが、占い師を副業でしている人だった。そのため、ブログの記事には、私の目的のジャンルの話の他に、しばしば占いの話(主に西洋占星術)が出てきて、私の目に留まった。

 最初は、「なんか小難しい、怪しげなことが書いてあるなー」くらいで、記事を読むこともしなかった。その内、その人が「占いはいい。生活の役に立つ」と絶賛しているので、何となく気になって、斜め読みするようになった。すると、「これ、もしかして、私にも当てはまるんじゃあ…」ということが出てくるようになった。そこで、試しにインターネットで無料のホロスコープ(西洋占星術で使う、星の配置表みたいなもの)を出してみたら、見事に自分もそれに該当している、ということが続いた。「もしかしたら、占いって…当たる?」と初めて思った。

 ちょうど、胎内記憶の話に触れ、自身も胎動キックで確かに胎児とコミュニケーションが取れるという不思議体験をしている真っ最中だった。母が弱っていき、死と隣り合わせの生活となり、「救い」のような心の支えを求めていた時期でもあった。


 本の序盤でも書いた通り、私は小学生まで、ファンタジーと現実の世界を行ったり来たりするような子供で、占いとかおまじないの話も、何の疑いもなしに信じていた。しかし、それでは現代日本社会を上手く渡っていけなくなったため、13歳で、そういう「見えない世界」に重い蓋をしてしまった。それからは、ネタ的に血液型占いの話をしたりする程度で、占いは基本的に「オカルト」であり、信じてはいけないもの、と頑なに思い込んでいた(就職活動で軽く人生迷子になった時、一回だけ占いの館に行き、一瞬なびきかけたが)。

 しかし、私が読んだブログ記事は、結構理論的に西洋占星術のことが説明されており、私が思う「オカルト」の匂いは全くしなかった。むしろ、下手な「自称科学的」な自己啓発系の本より、よっぽど理論的だった。

 アロマや胎内記憶の話で「見えない世界」への重い蓋がぐらぐらとし始めていた私は、「占いって、オモシロソウ」と、その深みの淵へ少しずつ足を近づけて行った。

 私は「一回だけ…少しだけ…」と自分に言い聞かせ、そのブログの主さんへ、西洋占星術のメール鑑定を申し込んだ。時は母の死後二か月経った、もうすぐ赤ちゃんが生まれるという頃。私は「この先、どうやって生きていけばいいんだろう」と、完全に人生迷子になっていたのだった。

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