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アナログが好きなこと
お立ち寄り頂きありがとうございます。
さて、時代はデジタルですが(と言いつつアナログでないと手続きなどができないこともありますが)、私はとてもアナログが好きな人間です。
何だか以前も、そういう風なことを記事にしたような気がしますが、気にせず綴っていこうと思います。
俳句を詠むのには、A5サイズのコピー用紙を数枚重ねて半分に折って綴じて、簡易的なノートにしたものを使っています。九冊目に突入しました。そこへ色々書き殴っていって、最終的にはロルバーンのノートに清書してまとめています。限定デザインのものを使うことでテンションを上げています。
短歌と詩も、メモや下書きはA5のロルバーンにがしがしと書き込んで、それをそれぞれ専用のノートにまとめます。こちらもやはりロルバーンの、限定デザインのリングノートです。何となく、ロルバーンへの信頼は厚いのです。
短歌だけは、Googleドキュメントにも都度都度保存して、バックアップを取っています。デジタルで管理するのは中々慣れません。
イラストを描くこともあるのですが、それもやはりアナログイラストです。実は以前、デジタルイラストも描いていました。pixivに投稿していた時期もあります。あの頃はデジタルを頑張っていました。今も時々は、スマホのアプリでお絵描きを試みるのですが、感覚が鈍ってしまって描けなくなりました。デジタル空間で思い通りの色を作るのが下手で、アナログならばそれがだいぶ軽減されると言いますか。要はデジタルスキルが無いのです。
デジタルの世界に、それほど信頼を置いていないのかもしれません。
思い出してみると、デジタルイラストの世界にどっぷりしていた当時、USBメモリにたくさんのデータを入れておいたことがあります。自分で描いたものや、頂き物の絵のデータなどです。それがある日、PCの暴走によって一瞬のうちに初期化されました。……あれは一体何が起きたのでしょうか。
慌ててデータの復元を試みましたが、半分も戻ってきませんでした。
USBメモリに対して何となく抱いていた安心感は消え失せました。そこから、実際に触れることは叶わないデータとして残すよりも、自分の手で書き残すことに執着が強まったように思います。
でも、手元に置ける実物があるからといって、それが安心だとも限りませんよね。災害などで失ってしまうこともあるでしょうし。例えば今は堤防ができたので洪水もなくなりましたが、昔、台風であふれた川の水が浸水した物置小屋に置いてあった父のアルバムなどは、全部やられましたから……。
色々と思いを巡らせてみましたが、結局のところは、アナログな作業をしている時間が好きなのかもしれません。
その時に自分の手を動かして、文字とか線とかを書いて描いて、詩や絵を完成させていく、その行為が好きなのでしょう。何だか生産的なことをしている気分になれますし。そのことに安心を抱けるのかもしれません。
……時代に取り残されすぎない程度には、デジタルの世界で生きる術も身につけておかないといけませんね。
デジタルにせよアナログにせよ、自分の足元はしっかり見て歩いていきたいと思います。
アナログについての徒然でした。
お読み頂き、どうもありがとうございました。
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