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大好きな番組のこと

お立ち寄り頂きありがとうございます。
今回は、私の大好きなテレビ番組のことを書いてみたいと思います。

その番組との出会いを、まだ覚えています。いつも楽しみにしていたEテレの「猫のしっぽ カエルの手」の時間に、見慣れぬ番組が始まりました。「おや……? ベニシアさんは?」
ハーブや庭の草花と共に、京都大原で手作り暮らしを楽しむベニシアさんの番組が見たかった私は、戸惑いました。テレビの中では、イギリス出身の女性でなく、関西の方の言葉の尼さんたちが、何やらにぎやかにしています。
そのとき私は大変失礼なことを思いました。「何これ、変な番組が始まった……」
これが、今や一番大好きな番組である「やまと尼寺精進日記」との出会いです。

そのときはお試し版だったのか、翌週からはまた「猫のしっぽ~」が再開され、「結局あのお寺の番組は何だったんだろうな……」と思いつつ気付きました。あれ、何だかあの番組、気になる。
でもでも、私はまだベニシアさんが好きでした。ベニシアさんの暮らしに触れられる番組を見ていたい。けど、あのお寺の番組気になるな……そうしている内に確か、また次のお話が放送されたのです。

私が説明するまでもなく人気の番組だと認識しているのですが一応、奈良県桜井市にある「音羽山観音寺」が舞台の、ご住職、副住職、お手伝いさんの手作りスローライフと、里の方たちとの交流が描かれるドキュメンタリーです。レギュラー化してからは、月に一度放送されていました。

にぎやかで楽しそうなお喋り、そして食への探求心旺盛なお三人の手から生まれるお料理が、本当にとても色鮮やかで美味しそうで、次第に私はこの番組に惹かれて、録画をするようになりました。関連番組である「やまと尼寺献立帖」という、レシピを紹介するミニ番組の存在を知ると、すかさずそれも毎週録画の設定をしました。こうして私はずるずると、「沼」に引き込まれていったのです。「猫のしっぽ カエルの手」は録画まではしていなかったのに。

人と関わることが苦手な私は、誰でも分け隔てなく明るく接しておられるご住職のお人柄に惹かれたのかもしれません。あんな風に人間関係を築けるのってすごいな、と、尊敬の念を抱きました。副住職さんもお手伝いさんも楽しくて優しそうで、お三人とも本当に料理上手で手先が器用で、テレビを通してですが、勝手に、よく知っている人のような親しみを覚えていきました。

番組はコロナ禍なども重なり終わってしまいましたが、再放送をすべて録画し、DVDもちまちまと揃え、関連書籍も購入し、果てはお寺の公式サイトやYouTubeにも入り浸っている次第です。YouTube、他はほとんど見ないのですけどね。公式チャンネルが開設されたと聞き、速攻でチャンネル登録をしました。

山の中の、一見不自由なことの多そうな暮らしを、とても楽しそうに送られている様子が本当に癒やしとなっています。私にとっては苦手な「工夫」の知恵がいたるところにあって、憧れを抱き続けているのです。いつかお寺を訪れてみたい、というのが、今の密かな野望です。

四月からの番組改編で、現在の再放送の枠が消えてしまわないことを祈りますが、さてさて、どうなることでしょう。ドキドキします。

もっと語りたかったのですが、好きな番組に軽く触れてみるお話でした。
お読み頂き、どうもありがとうございました。


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