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Free Bleeding Movement / 生理のモヤモヤと勇気ある女性たちの行動

Free Bleeding Movement。訳して「月経血垂れ流し運動」?こんな動きが世の中で起こってること最近知りびっくりしてる自分にさらにびっくりしてます。

最近生理に関していろいろ思うことがありまして。そしてどの生理ショーツを買おうか迷ってるときに偶然この運動のことを知りました。一応Wikiにもページあります。

この運動の発端自体は70年代くらいに遡るので、新しいことではありません。ただ最近になってアーティストが写真で発表したり、やはり少し衝撃的なイメージはSNSなどで話題になり、さらに広く知れ渡るようになった模様。

毎月生理のある女性にとっては珍しくもなんともない日常ではあるのですが、公の場に出されると女性である自分でさえ衝撃的と感じてしまう、そんな風に育った自分、またそんな人間を生んでる世の中に問題があります。

日本においてはナプキン買う時丁寧に紙袋に入れてくれます。去年帰国した際、薬局にて、紙袋入りません、とはっきりと言ったにもかかわらず、いやー云々とよくわからない曖昧な返事があり、紙袋に入れられてしまった。。。

(でも日本のスゴイのは生理休暇がある事、これは素晴らしい。中学校で臨時教員として短期間働いた事があるのですが、若い私はしっかり確実に取らせていただきました。カナダにはありません。男女平等に病欠日が年間X日、と決まってるだけです。)

漫画にも描いてますが、私は子宮筋腫持ちのせいか、毎回量が多い。量をコントロールするために5年ほど前、子宮動脈塞栓術も受けてます。でも最近になってまた量が多く、悲しいかな、手術が後戻りしてしまったのか、また新しい筋腫が育っているのか?

一般に筋腫自体は無害ですが、育ってる場所や大きさによっては不便が生じます。

量が多いと無駄が多いしとても不便。寝るときには薬局屋さんで普通に買える一番の超デカナプキンをつけ、日本で買った夜用のショーツを使ってます。それでも漏れてしまう。それが心配で夜中に数回起きたりナプキン交換するので、全然休めない。更年期が待ち遠し。

生理ショーツの話に戻ります。最近では生理ショーツに一工夫され、環境にも優しいタイプがあることを知りました。布ナプキンとは少し違います。タンポン2本分くらいの吸収力がショーツと一体化してます。一体化してるところが大雑把で北米的な気がします。

アメリカの一ブランドがこれで有名らしく、そしてまた似たものをカナダにある会社でも買えると知りました。このタイプのショーツが開発された由来がまさしく「月経血垂れ流し運動」にあるそうです。

量が多い場合は、カップと兼用しましょう、と説明されてます。私はカップは遠慮派なので、ナプキンと兼用します。(環境ごめんなさい。)でも軽い日ならこれ一日一枚とか二枚でいけそう。その分ナプキンの使用量も減らせそうです。

ただし、ショーツ1つが$40。高くないですか?!生理一サイクルで一枚は足りません。交互に洗って使うにも最低二枚は必要です。できればもう数枚足したい。しかも使用賞味期間は2年程度らしいです。きっと2年以上もつとは思うけど、2年しか持たないショーツが$40は高すぎます。

そこで困った時はアマゾンです。安いブランド見つかりました。これだと、一枚あたり$10。タンポン2本分と吸収力は同じ。デザインは少しダサくなりますが、そんなことは気にしません。しかも吸収部分が前から後ろ全面にあるので、実際のところ高いブランドより吸収面が広く優秀かもしれません。

まあ、安いの見つけたのでめでたしめでたし。。。となると良いのですが、私にとってはモヤモヤ残ります。ブランド品の1/4の値だとしても、結構な出費には変わりません。ショーツには消費税もかかります。

消費税15%のカナダでは生理用ナプキンタンポン類は必需品枠に入るので、消費税はかかりません。これを良心的と思うか当然と思うか。

そもそもの「月経血垂れ流し運動」の発端は生理用品が贅沢趣向品(Luxuary Item)として課税対象であったこと、それに反対する抗議でした。(また、トキシックショック症候群の恐れなど)現在は課税云々以上にもう少し大きな意味を持つようです。生理用品の値段や、使い捨てのそれらの環境への影響、女性身体の安全性、また生理自体をタブー視する世の中へのチャレンジなど。

ひと昔前に比べて生理についておおらかに語れる世の中になったのか?理解されるようになったか?個人差の大きい生理ですが、依然として理解されてない部分もある気します。(生理で辛いのに病欠使おうか理由を言おうか迷ってしまうとか。。。迷う自分に問題ありだと思う)

「月経血垂れ流し運動」に実際に参加しようとは思いませんが、こういう動きがある事、大賛成です。特に女の子を育ててる母親として。行動を起こしてる勇気ある女性たちを尊敬するのみです。





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