経営について考えてみた

経営ってゴールを指定してそれに向かって進む事

経営についてここ何日か考えてました。
「経営って何か?」
いろんな本・youtubeを見たけど、「経営って何?」に対して明確に解りやすく
説明できてる物はなかった気がします。

要は、あいまいな物なんでしょう。
同じように経営してれば、同じような正解(成功)にたどりつける物ではないのでしょう。

そして、正解(成功)は人の数だけ有るので、
経営も人の数だけあるんでしょうね。

と言う事は、
経営は哲学的な物、と言う事になり、
経営は形の無い物となります。

じゃぁ、なぜ人は、
形の無い経営という物を、形にする必要に迫られるのか?
形にしたがるのか?

「そうする事がアタリマエだから」「みんなそうしてるから」
という答えは思考停止でしかないので、
考えてみた。
と言う話です。

それプラス、経営戦略とか、経営計画とか、
何それ?
経営の意味を定義づけられていないのに、
それプラス戦略とか計画とか意味ねぇ~じゃん
と思ってしまうわけです。

「経営」を仮に定義したうえで、
その定義に則った戦略・計画が無ければ「絵にかいた餅」だろうと思うわけです。

ただ、絵に描いた餅でも色々と情報を漁っていると、
「経営とは何か?」という物がうすぼんやりと見えてきました。

仮定

少なくとも、いろんな情報をあさる中で、
経営とは、(組織そのものや、そこにいてる人々にとっての)理想の状況を目指して
活動する全ての行動なんだと仮定する事が出来てきました。

こういう時は、別の物から引用する事で理解度を上げる事ができると思います。
国家だと、
その国に住む全ての人が幸せになる為にありとあらゆる活動を行う組織
会社だと、
その会社で働く全ての人が◎◎になる為にありとあらゆる活動を行う組織

これらの組織が行う活動を「経営」と言うなら
「会社の経営」とは、「その会社で働く全ての人が◎◎になる為にありとあらゆる活動」
となりますね。

なんかそれっぽい。
そして「◎◎」の部分はたぶん「幸せ」になるんでしょう。
それが正しい事なんだけど、自分なりの答えが無いまま「幸せ」と安易にするのはいやかな。

どう考えても「幸せ」なんだけどね。
そして、一旦幸せと定義して進めてみる。

ここからは連想ゲームでイメージしていける気がする。

「働く人が幸せになるため」には、現在では「現金」が必要になる。

「現金」を得る為には、
外部の人や組織に対して「価値有るサービス」や「価値有る物」を提供して
現金に変換する必要がある。

それを会社で働く皆でやるんだけども、
皆で同じ仕事を同時並行で進めるよりも、分業したほうが効率的。
分業して会社が提供するサービス(物)の価値を、ちょっとづつ大きくしていく。

全員でめざすゴールを明確にして、そのゴールに対して分業して進める事で、
一人で全部やるよりも、ゴールを大きな物に設定できる。

このゴールこそが「経営戦略的ゴール」なんだろうな。

OK!連想できた。

全体のコントロールも経営だ

分業があたりまえの現在では、
分業してる工程毎(人毎)で、考えうる効率化の結果が変わる事が有る。

一つの工程(人)では、最高に効率的なんだけど、その効率分、
違う工程で不効率が発生したらちょっとまずい、
プラスマイナス0じゃぁ意味が無い。

こんな状況にならないように、工程毎の効率化についてもコントロールする必要が有る。

全体的に効率を良くする事で、提供する価値が変わらなくても、
得られる現金を増やす事ができる。
→これを生産性アップとか、コスト削減と言う訳だな。

みたいな全体をコントロールする事も必要なんだなぁ~。

と言う事は

他にも複数人で価値を高める活動を進める上で、
やらないといけない事は多い。
このような、人をまとめる為にやる活動が「経営」なのかもしれないね。

再度仮定

ここまで考えると、複数人で分業して価値を高め続ける為には、
明確な「旗振り役・先導役」が必要。
そして、「旗振り役・先導役」も人間だから、ゴールが変わっちゃう可能性があり、
複数人でやってると、ゴールがいきなり変わるとパニックになるよね。

だから、「誰も変えられない、変えなくて良い」超普遍的で絶対的なゴールが必要
それが「経営指針」(なのかな?)

この「経営指針」はデカすぎて、ゴールまで遠すぎるから、
「経営戦略」という、もうちょっとましなゴールを設定する

だから、経営戦略は何年か先までで良いんだと思う。

その戦略でもちょっと遠すぎるので、
もうちょっと近くのゴールを設定する
「経営計画」?「経営戦術」?
まぁそんな感じで小さくしていくのかな?
知らんけど。

現時点で、無理やり「経営指針(最終ゴール)」を仮定してみる

今まで考えた事を踏まえて、
<現時点>で、<むりやり>で、「経営指針」を仮定してみる。

「ITの観点からお客様の経営を助ける」でしょうか?
超曖昧だけど、究極的なゴールはここだと思う。

「経営を助ける」というのは、
ITとは、以下のような事に利用されて発展してきたと思うのです。
「経営を行っていく上での現状を把握する」
「分業で仕事を進める上での、各工程間での情報共有する」
「複数人で仕事を進める為にノウハウを共有する」
「会社から提供する価値のクオリティーを一定に保つ為の仕組を運営する」

上記のような事は
前述の仮定の中で「経営」という組織運営にとって重要な事だというが判った
(まだ仮定の段階だけど・・・)
だから、
【ITというサービスを提供する事】 = 【お客様の経営(組織運営)をサポートする事】
だと考えたわけです。

うむうむ、
何となくまとまってきたぞ。

前に日本の零細企業は「経営が無い会社が多い」って見たことあったけど、
確かに今まで考えた事もなかったし、
現に関わってる会社も「究極的なゴール」が曖昧で、
社員のみなさんも「究極的なゴール」を設定しないまま、
目の前の作業をこなしてるだけっていう、
そんな組織を見たことある。

取締役の人でも、「究極的なゴール」に対して「中間点」の話をできてない人もいてたな。

これは、フリーランスでも一人親方でも「究極のゴール」は明確に意識する必要が有るね。
だってぶれたら勿体ないから、
ぶれてゴールが変わると、今まで進んできた物がもったいない。

「究極的なゴール」が超遠くにでも有るだけで、
「今現在やってるこの活動」はそっちの方向に向かってるかどうかは判断できるから。


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