Laravel Filamentとは

業務システムやCMSを構築する時の選択肢はいろいろあると思います。

超大型システムならば、1から構築するフルスクラッチ。
逆にこの頃多いのは、Kintoneやノーコード系ツールを利用した構築・開発。
ノーコードだと、かゆい所に手が届かないとの要望から出てきた、
ローコード系ツール(Microsoft Power Apps等)。
Wordpressなどに代表されるオープンソースのパッケージを利用する。

などなど、現在ではいろいろな方法でシステムを構築します。

ややこしいのでフワッとまとめてみました。


お気づきだと思うのですが、
左下の方が開いています。
「ここに入る構築方法はないだろうか?」
と調べまくりました。

正直ありませんでした。
但し、ローコードよりも安くできる、システム構築の方法を思いついたのです。

これが、新たに追加して、「Filamentを利用したローコード開発」です。

Filamentとは?

Filamentとは、phpで作られており、
よく利用する管理画面をパパっと作れるphpのライブラリです。

世の中のシステムの機能の8~9割はよく似た機能なんです。
この9割弱の機能を最速で構築できるのです。

残りの1割は?

ノーコードではこの1割の機能ができませんでした、
しかし、業務で利用する以上この1割ができない事が致命的なので、
主軸にはならなかったのです。
また、システム屋側からは提案しにくかったのです。
だって、出来ないっていうと問題になるからwww

そのような状態で考えだされたのがローコードです。
残りの1割も対応できるようにプログラムできるようにしたツールになります。
ただし、だいたいのローコードツールでは月額費用が発生します。
また、プログラムできる余地を残す為には、ノーコードでも出来る8割の機能の
構築難易度も上がってしまったのです。

Filamentでは?
ローコードと同じような状況です。
但し、月額費用は発生せず、
あくまで最初に構築する為の費用だけで済みます。
また、内部ではプログラムで全てを構築しますので、
当然、残りの1割にも対応可能です。

フルスクラッチとノーコード、ローコード

フルスクラッチとは、最初から最後まで全て1からプログラム言語を駆使してシステムを構築する手法を言います。

家ならば、最初から要望を全て設計しに伝えて建てるフルオーダーの家、
車ならば、かゆい所に手が届く高級車です。

当然、費用が高く、うまく構築しなければ失敗して、お金も時間も取られてしまう最悪の結果になりかねません。

ですので、お金も時間も労力も潤沢にある、大企業しか手を出せない物です。

その反省を踏まえて出てきたのが、ノーコード・ローコードなのです。
中小・零細企業がシステムを構築する場合、
一番いい選択肢となるのではないでしょうか?

費用について

システムを作って、運用する費用についてですが、
・最初に利用する機能を作る為の構築費用
・月々システムが動いているか確認して、問題が有れば対応してもらう為の運用費用
・システムを動かすためのサーバー費用
の3つを考えておいてください。

フルスクラッチ

構築費用はかなり高いです500万円以上必要な場合が多いです。
運用費用も大体10万円/月程度
サーバーは1台貸しのサーバーを借りる事になり、最低でも月額5千円程度でしょうか?

ノーコード・ローコード

構築費用は必要ありません、
というか「システムを作る機能は一通りそろってるから、自由に作ってください」
というスタンスです。
作れなければ、作れる人にお金を払わなければなりません。
それでもフルスクラッチよりも安いです、10~200万円程度です。
運用・サーバー費用は解れておらず、一人、ひと月で1500円で契約を行います。
今はやりのサブスクです。

しかし、システムを作る機能があるだけで、使える機能は別途費用が掛かる
というちょっとどうかと思う課金形態なのです。

Filament

構築費用は必要です。
なぜならば、ローコードと言いながらプログラミング言語の知識が必要だからです。
でもプログラミング言語が必要でなくても、結局知識が有る人しか作れない、ローコードと同じ程度の費用で構築可能です。10~200万円
運用費用は有る方が安全です。保険のような物ですので、
ハッキングなどの問題が発生した時に対応するための費用と割り切って2万円/月程度いただければ幸いです。
サーバーは小型の1台貸しサーバーをお勧めしますが、安価なレンタルサーバーでも動作します。
1000~2000円/月(500円/月のサーバーも存在しますが、動作が遅かったりセキュリティーが弱かったりするので、おすすめしません)

とまぁ~こんな感じでFilamentを押したいのです。

よろしくお願いいたします。

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