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滲み出てしまう、“自分”というものは

「七條さんの得意科目は国語ですよね?」ともしも質問された場合、「はい、正解です」と答える。
 そう、七條の得意科目は国語、日本史も得意科目だが、これ以上の得意科目が国語である。
「七條……おまえ、自慢話にまつわる記事を以前に投稿しとらんかったか?」と指摘されたら「はい……投稿いたしました……誠に申し訳ございません……」と即座に謝罪いたします。
 閑話休題、上記で述べたように自分というものは滲み出る、滲み出てしまう。
 自分、これは、相手に伝わる、伝わってしまうのだ。
 さて、以下に記すのは、七條と国語の愛の物語(!?)である。
 なーんて大仰なことを書いたが、わりとどうでもいい話である(ブラウザバックOK)。


 小学生だった時分、七條と国語のテストは相性抜群だった。
 つまり? 満点連荘(連荘と表現するなよ)ガール、そう、なぜか、なぜか国語のテストで満点を連発する、国語に愛された小学生だった。
 国語に愛されるための努力を怠っていたにもかかわらず、である。
「宿題? いやいや、そんなん知りまへんわ」と小学校で配布された漢字ドリルを学習机にぽいと放置。
 放置し、宿題の提出日にこれを提出せず、結果、担任教師にどやされた苦い思い出がある。
 が、それでも、国語のテストで空気を吸うように満点を獲得する。
 かの担任教師は、きっとこんな私を人間ではなく、宇宙人――エイリアンか何かと思ったに違いない。
 この宇宙人ことエイリアンの快進撃は小学校6年生まで続く。
 快進撃が続く、続きすぎて、ここには書けないような大事件((大事件、これは、七條の国語の能力に目をつけた担任教師が私の友人に対して……といったような内容のもの)教育委員会案件)も起こりましたが、数十年前の事件なので、水に流すことにします。
 そして、小学校を卒業し、中学校に進学したエイリアン。
 中学校進学後、エイリアンの身に悲劇が起きる。
 全教科の成績ががた落ちしたのだ。
 がた落ちした理由ですか?……単刀直入に言うと、インターネット依存症に陥ったからです。
 くそう……くそう……SNSめ……許さないからな(七條君、これを「自己責任」と言うんですよ)……。
 インターネット依存症に陥ったエイリアン、全教科の成績が低下し、三者面談の際に「評定はまあ……とにかく成績がね……」と、担任教師が頭を抱える始末。
 しかし、エイリアン……ではなく、七條君は挽回し、高校受験に合格!
 高校に進学し、高校3年生の時、全国模試で現代文が校内1位という輝かしい成績を収めたわけですよ(偏差値60超え(模試に備えての勉強を全くせず、適当にこれを受けた))。
 国語!! 七條を見放さずにいてくれてありがとうな!!
 あれよあれよという間に三者面談。
 担任教師に志望校を伝えた時、「まあ、七條なら大丈夫“だろう”」と、彼が言った。
 彼に言いたい。
 だろうは余計だよ!! 大丈夫だろうではなく、大丈夫だと断言してくれよ!! 変に不安を煽るのはやめてくれよ!! と。
 それはさておき、高校卒業を控えた七條君、そこの入試を受け、無事合格。高校を卒業し、そこに進学したわけですが――前期だけそこに通い、1年未満でそこを中退しました。
 たはは……。


 振り返れば、そこの赤本に掲載されていた現文の問題、とても簡単だったなあ……。
 また、英語さえできれば、ランクがもっと上の大学を余裕で狙えると言われたのは、悲しくもいい思い出ですよ(英語に人生を破壊された人間)……。
 いろいろと書いた。
 改めて。
 国語に愛された人間、七條君。
 今や七條君が国語を愛しているよ、国語が七條君を愛する以上に七條君が国語を愛しているよ。
 これからもよろしくね、国語。
 君を心から愛しているよ。

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