じゅじゅステ感想

まえがき


じゅじゅステ見ました。いろいろ思うところがあったので文に残しておこうと思います。
良いと思ったところ、は?と思ったところ、書いていきます。良いと思ったところも書くけど、全体的にマイナスな感想が多いので、じゅじゅステ楽しかった!という方は読むのをオススメしません。読んでも自己責任でお願いします。あと普通にコミックスに収録されてる話くらいのネタバレはある。


これ書いてるオタクは原作・アニメ履修済、本誌勢。
舞台は数年前に2.5を初めて観て、推しが出てる舞台とか気になる作品の舞台は予定が合えば(チケットが取れれば)可能な限り観るという感じ。こんなご時世になる前は、月1くらいでなにかしらの舞台観てたかな。2.5じゃなくてもキャストとか脚本、演出で気になる舞台があれば、割とホイホイ行ってた。


で、本題。
今回は初日配信+大阪公演2回観劇しました。
(本当は4回観劇予定だったんだけどね・・・)

良いと思ったところ

五条悟の顔面力(がんめんぢから)
 
もう三浦悟のすっぴんを観るためだけに1万円払ったと言っても過言ではない(そう思わんとやってられん)。日本人であんな白髪と青目似合う人おる!?!!?!?
 あと脚が長い。5mくらいある。
 
1回目は1階前方席だったから、エンディングのサングラス悟はマジでサングラスで目見えねぇ・・・てなってたんだけど、2回目は2階席だったので、サングラスの隙間から! 目が!! 見える!!!! ありがとうございます! ありがとうございます! て思いながらオペラグラスで定点カメラしてた。でもエンディングで出てくるの一人だけやたら早くない?と思った。
 カテコですっぴん見せてくれるのありがたすぎる。カテコのときほぼ本人でニコニコしててちょ〜〜〜可愛かった。いやニコニコすな! 爆発してまうやろ!!(オタクが)
 お芝居は言わずもがなですよね。「だって君、弱いもぉん」の言い方が配信で観たときよりも数倍煽ってて良かった。アニメでも、「もっと煽って!」(うろ覚え)てディレクション入ったって言ってたしね。言われた方は本当に腹立たしかったと思うよ。歌も上手いし。悟ってどうしても説明セリフ多くなるけど、よく噛まないで言えるな・・・と思った。いや、当たり前なんですけど。あと、2年生たちが歌ってるときに上手セットに待機しながら音に合わせてゆらゆら揺れてたの可愛かったね。
 前方席に座ると役者さんに見られてる・・・!? 目があった・・・!? 申し訳ねぇ・・・てなるけど(勘違い)、悟は目隠しでどこ見てるか全然わかんないからそういう申し訳なさを感じずにガン見できて良かったです。

・夏油傑がホンモノ
 
夏油傑、というよりはケンジャクくん、て感じだったね。落ち着いてて、どっしり構えてる感じ。あと歌めちゃくちゃ上手い。立ち居振る舞いが本物! て思って、なんだかすごく心に残ったので、全然そんな予定なかったのに個ブロ買っちゃった。

・真人の変顔
 
1回目は全然気づかなかったんだけど、悠仁くんに殴られたときちゃんと殴られた顔してて、もっくんすげぇ!てなった。お芝居は言わずもがな。キャスト発表の時点で間違いないと思ってたけど、本当に真人で、この人以外に真人出来る人おるんか?? て思っちゃった。

・ナナミンのけだる気な感じ
 
疲れた社会人て感じで良かった。アニメだと、声優さんの声がそもそもけだる気というか、そういう色気があって、わだなりの声はそうではないから、どうかな〜と思ってたけど、今まで見たことないくらいテンション抑えてて、本当にわだなりか!?と思った。
 声張るところ、淡々と喋るところのメリハリがちゃんとあって良かった。
 個人的に、キャスト発表の時からずっと、カテコでナナミンの格好したまま関西弁でベラベラ喋るわだなりを期待していたんだけど、今回のカテコは座長だけでしたね。最近の舞台はわりとそうなのかな。まぁ時間押してたしな・・・毎回だけど。

・真希さんが本人
 
めちゃくちゃ声が似てた。し、ビジュアルも本人だった。
 2.5てよく声優さんに声似せてきたりするけど、今回はあんまり似せてきてるな〜て思う方はいなかったかなぁ。それでいいんだけれども。別に、声優さんのお芝居を見に来てるわけではないので。でも真希さんは似てた。

・照明
 
複数回同じ舞台を観るとき、必ずと言っていいほど照明見てしまうんですけども。結構複雑な模様を映してて、すげぇ〜てなった。あと個人的に一番いいな、と思ったのが、帳が降りるとき、客席にも照明を当てて上から下に青い光が降りていったところ。帳、降りてるじゃん・・・と思った。

・トートバッグ
 
在庫数がめちゃくちゃ少なかったのは一旦おいといて。舞台のグッズで、ここまで主張の激しくないバッグは珍しいかも〜普段使いしやすいな〜と思ったので買った。そもそも舞台のグッズでトートバッグを出すのが珍しくない!?(しかも衣装と同じ生地使用)
 そうでもないのかな・・・
 巾着みたいに口を絞れるのがいい。チャックついてなくても安心。

・劇伴(歌詞なしの曲)
 
生で観るまで、というか観てる時もすっっっかり忘れてたんだけど、和田さんでしたね。真人と悠仁くんが戦うシーンで流れてた曲聞いて、唐突に「和田さんだ!!!!!」てなった。あの曲好き。

・戦闘シーン
 
特に2幕の真人とナナミンが戦うところ、真人と悠仁くん、ナナミンが戦うところ。殺陣がキレキレで迫力あって良かった。佐藤流司ほんと、めちゃくちゃ動けるんだよな・・・

良いと思ったところ終わり。ここから下、マイナスな感想になるので読みたくない人は読まないでください。





















は? と思ったところ

 まず上演前の意味わからん焚き火。なに? あれ。
 配信観たときもなんだこれ・・・と思ってたけど、実際に劇場行ってあの焚き火観た瞬間もう虚無になっちゃった。
 私は先述の通り原作ガチ勢+普段から2.5含む舞台観る勢で、初日配信観てブチ切れてたんだけど(配信視聴後第一声「なんでこれで舞台呪術廻戦が許されると思ったの??????」)、初日にわーっとシビアな感想出たのは、たぶん私と同じような人たちだったんだろうな・・・日が経つにつれてあんまりマイナスな感想見なくなったけど、そういう感想言う人たちは初日で見切りをつけたんだろうな〜と思った。あと単純に、これは深追いしたら病む・・・と思って、私がちゃんと検索しなかったというのもあると思う。

・脚本演出
 
虚無の原因8割これ。残り2割は後述。
 別に歌うのはいいんだけどさ。大事なシーン、全部歌で流すじゃん。ちげーのよ、そこは役者さんのお芝居でちゃんと観たいのよこっちは!!!! あんなに豪華なキャスト揃えてんだぞ!?!!?!??! 芝居見せろや!!!!!!
 2.5て基本原作通りにやってくれるけど、どうしても尺の問題で飛ばす話があったり、アレンジしたりするじゃないですか。物語の整合性が取れてれば別にそれでいいし、押さえるところ押さえてたら文句も言わないんですけど。じゅじゅステはぜーーーんぶやるからめちゃくちゃ駆け足だし、それで大事なシーン埋もれるし(そもそも歌で流すし)、「で、結局なに?」てなって、どのシーンもあんまり印象に残らなかった。原作の大事なポイント押さえて取捨選択して舞台用に物語を再構築するのが脚本家の仕事じゃないの? 全部やればいいってもんじゃないと思うんですよ。絶対私より高い給料もらってるんだからちゃんと仕事してくれマジで。

・マダニと映画の日替わり
 あれいる? マジでいらないと思った。こっちはギャグ観に来てんじゃねーーーーーーのよ!! ダークな世界観の「呪術廻戦」を観に来てんだわ!!!!
 順平のキャストさん、お芝居も良かったし、踊れる人なんだな〜とわかるくらいキレキレのダンスで良かったんだけど、映画の日替わりで下手な返しするの本当にやめてほしいと思った。アドリブ苦手ならやるな。佐藤流司が頑張って拾ってくれてたけど、全然捌ききれてないし、マジでヒヤヒヤしたわ。
 この日替わりの時間、もっと別の大事なシーンに使えただろ。観客の「見たいところ」と演出の「見せたいところ」がとことん噛み合ってねぇな・・・と思った。

・夜蛾学長の歌
 
何言ってるのか全然聞き取れねぇ。「君は〜何しに来た!」しかわかんなかった。マジでなんて言ってたの?
 このシーン、悠仁くんの呪術師としての今後の生き方に関わる大事なシーンだと思うんだけど、歌で済ませてしまっているから何にも印象に残らない。歌詞も聞き取れないし。
 ここはお芝居でしっかり見せて欲しかったなぁと思った。

・陀艮のピラピラ
 マジであれなに? この舞台で一番許せない。なんであれで許されると思ったの? 笑いがとれるから? いやそんな笑い求めてねぇからこっちは。金払って来てんのに文化祭の出し物みたいなの見なきゃならないのキツすぎる。文化祭の出し物の方がもっと丁寧だわ。
 地下室での特訓シーンで悟が「フランス映画からB級映画まで〜」みたいに言いながら円盤のパッケージ見せるところあるけど、パッケージ見たらちゃんとヒロインのパッケージ作ってあって、いやそのパッケージ作る時間と金あったら陀艮の口ちゃんと作れや!! てなったよね。

・舞台セット
 配信見たとき、危ないな〜と思ったけど、マジで事故ってるから本当に危なかった。
 グラグラ揺れてるし鉄骨むき出して・・・しかも上段の枠、いる? みんな屈んでたじゃん。絶対誰か頭ぶつけるだろと思ったよ。
 あんなちゃちい舞台セット久しぶりに見たかも〜

・佐藤流司役佐藤流司
 
虚無の原因残り2割。キャスト発表の時からイヤダーーーーー!!!!! て暴れてたけど、マジで佐藤流司役佐藤流司だったね。解釈違いで虚無りながら観てたよ。
 佐藤流司、何やっても佐藤流司。台詞の言い方とか、声質がどの役も同じなんだよなぁ。舞台って、よっぽど前方席じゃないと役者さんの表情なんて見えないし、そうなると声でどういう感情なのか、どういう表情なのか想像するしかないんだけど、声が全部一緒だから佐藤流司だな・・・てなる。
 私は悠仁くん推しなので、舞台化発表前、「舞台化したらどうしよう、悠仁くんのキャストさんに狂う未来しか見えないから舞台化しないでほしい」とかほざいてたけど、その頃の私に言いたい。「悠仁くんのキャストだけには狂わないから安心しろ」って。

・スクリーンに台詞
 スクリーンに台詞を映すな〜〜〜〜!!!!
 某排球舞台でも散々見てきたけどやっぱりダサすぎる。悠仁くんのお祖父ちゃんの遺言ならまだしも、野薔薇ちゃんの「クソクソクソっ!」とかマジでスクリーンに出す意味わからない。あと少年院のところとか、舞台で客に文章を読ませるな。そこは伊地知さんが説明したらええやろ!! 一文とかならまだしも、4〜5行分は長いのよ。文章じゃなくて役者さんを観たいのよこっちは!!!!

・映像に頼りすぎ
 なんでもかんでもスクリーンに映してはい終わりですか? 映画観に来たわけじゃねぇんだこっちは。映像じゃなくてナマのお芝居観に来たのよ。漏瑚が吹っ飛ぶシーンとか映像じゃなくても良くない? と思ったよ。スクリーン降りてる時間長いから役者さんの表情あんまりはっきり見えなくて残念だな〜と思った。
 あと歌唱シーンで流れてる映像意味わからなすぎてカラオケの意味不明MVか? と思った。

・フライパンで人を殴るな
 普通にあり得ないだろ。怪我するぞ。

・恵怒鳴りすぎ
 何でもかんでも怒鳴ってれば良いわけじゃないだろ、と思ってしまった。あとこれはもう個人の好みの問題だと思うので申し訳ないんだが、がなり声が好きではなかった。
 あと「俺の可能性」言い過ぎじゃない? しつこいわ。これは脚本が悪いと思うんだけど。

・メタ的発言
 2幕の2年生+恵、野薔薇ちゃんの歌でこれから先の展開を思わせるような歌詞あったけどああいうのいちばん萎える。先のこととか言わなくていいから! 原作知ってたら歌詞で言わんでも勝手に劇中の台詞とかで先の展開思い出してしんどくなるからオタクは。わざわざ言われるとげんなりする。

・物販列形成
 公平にするために、っていうのはわかるんだけど、あの方法はなくない!? 東京は違ったのだろうか・・・大阪はスタッフさんが何人か散らばって立って、そのうちの一人が今日の列の先頭です、手挙げるので集まってください、だったんだけど、あれでよくけが人出なかったな。走るな言われても走るに決まってるだろ。さすがに危ないと思ったのか、楽日の物販列形成はスタッフさんが散らばって立って、誰かが今日の列の先頭なので並んでください、に変わってたけどそれでもこの物販列形成の方法は意味がわからん。初めてこんな方法経験した。
 公平にしたいならランダムの整理券配れよと思った。公演中止の連絡もめちゃくちゃ遅かったし今回の運営はハズレでしたね。


なんか他にも色々あった気がするけどこれ以上文句言うのに時間使うのも不毛だと思うのでこれくらいにしておきます。
思い出したら追記する。
続編やるならキャストそのままで脚本演出変えてくれマジで。

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