「身体を流れる」より(海老名絢著『あかるい身体で』より) 7 七月堂・七月堂古書部 2024年1月16日 19:27 雨が揺れる街でビニール傘越しにビルの光が滲む唐突な水たまりは影の向こうに夜景を映す空っぽの瓶を逆さに振って見えない空気だけが入れ替わるように雨の日、わたしの水は深まる降雨の膜が境界をはっきり知らせる舞い落ち跳ね返る雨粒、わたしは足首から水を吸う吸い上げて歩く髪の先まで水が満ちてざあざあ鳴っていた耳も静かになった海老名絢『あかるい身体で』収録発行:七月堂七月堂HP通販はこちら七月堂古書部オンラインショップはこちら ダウンロード copy #詩集 #豪徳寺 #七月堂 #海老名絢 7 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート