見出し画像

数字が書けるようになったら「計算あそび」を始めるタイミング!

七田式では、小学校入学前、鉛筆が持てるようになって数字や文字が少しずつ書けるようになってきたら「計算」に取り組むことをおすすめしています。これは、計算を通して、書く力や集中力、情報処理能力や瞬発力を養うためです。そして、最終的には「できた!」という達成感を自信に結びつけたいと考えています。今回は、七田式で取り組んでいる「計算あそび」についてご紹介します。


●「100マス計算」でやり抜く力を養おう!

七田式で取り組んでいる計算あそびは、「100マス計算」というものです。タテヨコに10個の数字をランダムに書き込み、タテヨコを足した数字を書き込んでいくというあそびです。タテヨコ10という数字がまだ難しいようであれば、最初は3個くらいからスタートしてみましょう。そして、慣れてきたらひとつずつ数字を増やしていきます。

このあそびのポイントは、スピードです。理想としては、6歳くらいまでには100問の計算を2分を切るスピードで完成することを目指します。足し算の答え以前に、数字を速く書くスピードが問われます。もし速くできなくても、気にする必要はありません。まずは、3~5分を目指して始めましょう。

スタート時点では、達成感を味わうことが目的ですから、答えの精度は気にしなくてかまいません。まずは、子どもが最後までやり通すことに焦点を当てて取り組んでみてくださいね。このように、扱う数字を増やしたり、スピードを上げていくことで数字に慣れ、算数の概念の基礎を理解していくことができます。

●「百玉そろばん」を使えば、視覚的にかけ算まで理解できる!

ほかにも、実際の数を見て理解することのできる、「百玉そろばん」を使うことも数字の理解を深めるのにおすすめです。

10個の玉を左右に動かしながら、1段であれば10にするための足し算や、10以内の引き算を理解することができます。また、小学生になったら、たとえばすべての段の玉を3つ左に寄せて、「3つの玉が10段あるよ。全部で何個かな?」とかけ算の理解を促すこともできます。数字を視覚的に理解することで、数の概念が捉えやすくなりますよ。

具体的な計算を教わるのは、小学校に入学してからでも遅くはありませんが、その前に数字に触れる機会をつくり、数字に慣れておくことですんなりと算数になじんでいくことができるでしょう。「100マス計算」も「百玉そろばん」もおうちで気軽に取り組める内容です。ゲーム感覚で、親子で楽しみながらあそんでみてくださいね。

参考:たし・ひき・かけ算マスターになれる!?凄いと評判“100玉カラーそろばん”|株式会社DAICHI