アルビレックス新潟に、白鳥の恩返しを。
この度、アルビレックス新潟とオフィシャルクラブパートナー契約を締結しました。
実はこれ、僕の小さい頃からの夢でした。プレスリリースのメッセージでもこの度のパートナー契約への熱い想いを書かせていただきましたが、それだけではスペースが全然足りないので(笑)、詳細をnoteに書くことにしました。
ということで、この度のパートナー契約の経緯や背景、そして故郷新潟とアルビへの想いを熱く語りますので、良かったらお読みください!
アルビレックス新潟って何がそんなに凄いの?
アルビレックス新潟についてよく知らない人もいると思いますので、簡単な説明を。アルビは現在J2に所属している新潟県のサッカーチームですが、何と言っても凄さの秘訣は観客動員数!
J2リーグにおける歴代最多観客動員数記録も保持していますし、平均動員数もJ2の中ではトップクラスです。
詳細はこちらのnoteにとても詳しく載っていたので、気になる方は是非ご覧ください!
幼かった自分に夢を与えてくれたアルビレックス
二十歳まで新潟で育った自分にとって、まさにアルビレックス新潟は「サクセス・ストーリー」の象徴でした。
小さい頃は「アルビレックスというサッカーチームができたらしい」というところから始まり、チケットが配られ、その後あれよあれよと急成長していきました。一番心に残っているのは、J1昇格という奇跡の瞬間です。
どんどんチームが成長して行って、夢を叶えていく姿を間近で見させてもらえたことに、本当に感謝しています。
経営者になって初めて分かった先輩方の偉大さ
自分が経営者になってみてはじめて気づいたことは、「スポーツチームは選手や監督の力だけでは強くならない」ということです。そもそも、ビジネスとしてのアルビレックス新潟を立ち上げた人が存在するわけなのです。
是非興味のある方はこちらの本を読んでもらいたいのですが、
・スポーツ不毛地域と呼ばれる新潟に奇跡を起こした人々がいるということ
・まだ知名度もないチームを応援し続けたスポンサー企業や後援会員の存在
これらがなければ、今日のアルビは存在していないということです。
先輩経営者の皆様方が一丸となって地域のために貢献されたからこそ、自分の愛するアルビというチームがある。
小さい頃の自分に夢を与えてくれた先輩達に、本当に感謝しています。
Uターン移住直後に、是永社長とバッタリ。
今回アルビとパートナー契約を締結することになったのは、僕が新潟にUターンした直後に、新潟駅前で是永社長とバッタリ遭遇したのがきっかけです。
テレビの取材を受けている最中、通りかかった是永さん。運命を感じました。その後Twitterでメッセージをいただき、すぐにお会いすることに。初回の打ち合わせもたまたまテレビの密着取材が入っていて、僕と是永さんのツーショットが放映されていたので、「何か起きるかも?」と期待の声がTwitterでもチラホラ見受けられました。
その日どんなことを話したのかというと、アルビの話、新潟の話、シンガポールの話、経営の話・・・たった一度の打ち合わせでしたが、とても濃い時間を過ごさせていただきました。
僕はあの日、チームも社長も改めて大好きになりました。絶対に応援しようという気持ちが湧き上がってきました。
是永さんの凄いところは、とにかく行動力だと思います。
この本の通り、Twitterも頻繁に更新されているし(なので出逢う前からお互いTwitter上では認識していました)、自ら僕らのようなベンチャー企業にも直接会いに来ていただけました。
「この人と一緒に何かやりたい!」と思わせてくれる人です。
地域のスポーツチームと、ベンチャー企業の組み合わせ。
オフィシャルクラブパートナーのラインナップを改めて見てみると、そうそうたる顔ぶれです。新潟県民なら誰しもが知っているブランドばかり。自分にとっては、どれもみな小さい頃から親しみのある企業です。
そんな中に今回、混ぜてもらえた意味。これは非常に大きいことだと思います。いわゆる「新しい風」というメッセージになるのではないでしょうか。
新潟県は現在、人口減少や低い起業率といった大きな問題を抱えています。やはりスポーツチームが強くなっていくためには、地元の産業が成長していく必要があります。地域の企業の元気と団結なくして、強いチームは生まれないのです。
先日設立記念イベントを開かせていただいた新潟ベンチャー協会も、まさに「新潟から高成長ベンチャーを生み出すこと」「新潟の既存企業が更に輝くこと」が目的となっています。
一見してみると「ただ単にパートナー企業が1社増えただけ」という見方もあるかもしれません。ですが僕は、ベンチャー企業がそこに加わったということは非常に大きな一歩だと思っているのです。
この度のフラーとアルビレックスの取り組みが、「これから新潟が新しくなっていくんだ」という象徴的なできごとの一つになると良いなと思っています。
これをきっかけに、どんどんと新しい企業がパートナーに加わっていってほしいと、心から思います。
スポーツチームとベンチャー企業は、地域愛を育む両輪だ。
僕はアメリカにしばらく住んでいたことがあるのですが、印象的だったのは、愛されるスポーツチームが地域に当たり前に存在していたことです。
野球観戦にいくと、お婆ちゃんが熱烈に応援している。スポーツバーでは、当たり前のように老若男女問わず皆が応援している。スポーツを通じて、なんとも言えない地域の一体感が生まれていました。
地域愛を育むためには、「自分たちの住んでいる地域は良いところなんだ」という自信が大事です。その自信を分かりやすく表してくれるのが、地元の人気スポーツチームの存在なのだと思います。地域愛が強いエリアの方が、当然ファンが増えて強くなれるはず。
そしてもう一つ。成長していくベンチャー企業の存在も地域への自信に大きく関係します。シリコンバレーでは、人々はAppleやGoogleの本社があることに誇りを持っています。
その地から新しい企業が続々と生まれることは、明らかに地域への自信に繋がります。新潟から起業家がたくさん生まれ、成長するベンチャー企業が立ち並び、そしてアルビレックスをはじめ地域スポーツが盛り上がる。
「そんな未来を創って、子供たちに夢を与え、地域愛を育みたい。」
そんなふうに、強く思います。
今度は自分が故郷に恩返しをする番だ
このnoteのタイトルにあるように、個人的には今回の取り組みは、育ててもらった故郷への恩返しだと思っています。アルビなので、鶴ならぬ、白鳥の恩返し。
そういえばそろそろ瓢湖に白鳥が舞い降りる季節ですね。
まだ観たことない人は、是非一度来てみてください!
小さい頃の自分に夢を見せてくれたアルビ、今度は大人になった自分が恩返しをできたら、これほど嬉しいことはありません。
「先輩たちにもらったユメを、後世に受け継いでいきたい。」
そんな想いで、今回パートナー契約を結ばせていただきました。
やるからには、もう一度J1へ!子供たちに、夢を見せたいです。
これからはできる限りスタジアムに足を運んで、直接熱い想いを届けたいと思います!
ということで、だいぶ熱い想いを書き綴ることはできたと思うので、こんなところにしたいと思います。
最近始めたYouTubeチャンネルに先日行われた記者会見の舞台裏も載せているので、良かったらご覧ください!
間違いなく、今までの人生で一番緊張した記者会見でした。笑
これからもちょくちょくアルビネタをYouTubeに載せていこうと思うので、良かったらチャンネル登録もよろしくお願いします!
あと、noteやTwitterでも頻繁に発信していきたいと思いますので、是非フォローしてみてください!
それでは、「アイシテルニイガタ!」
サポートいただいたお金は、母校である高専や故郷の新潟など、後世や地域のために活用したいと思います。 よろしくお願いいたします!