No.90 「ラグナクリムゾン」第61話備忘録
小林大樹に対抗し, 今月は備忘録もRTAで書いてみる (はい, よーい, スタート!).
1. 咆哮の血族とその王
翼の血族は, 王であるアルテマティアまで含めて, 第十二(数え方によっては十三?)階位までいたが, 今回の描写で出てきた咆哮の血族は, 王であるバグラムまで含めて,
一層管理者:幻霧竜 ルポワ
二層制作者:迷宮竜 ラピスドッツォ
三層管理者:氷角竜 エルン・エスキー
四層支配者:重鎧竜 ガルガンティー
の5体. このうち, 位階が明らかになっていたのは第二位階のガルガンティーのみ(バグラムは第一位階なのだろうが)で, 他の位階は明らかになっていない(上位竜ではあるのだろうが).
翼の血族もそうだが, 血族は恐らく「使徒」がモチーフなので, 十二ないしは十三いる設定なのだとは思うが, 爪牙の血族はそうではないようだし(多くても八?), 咆哮の血族はどうだろうか. 第四層を守っていたのが既に第二位階のガルガンティーであることから, もしかして今回出てきた分で打ち止めの可能性もあるだろうか.
咆哮の王 言実竜 バグラムに関しては, まず男(?)であることに驚いた(ワンチャン女性の可能性もあるかもしれないが, 多分男). これまでの傾向から
「竜王は女性」
だと, 思い込んでいたからである. 次いでその能力. みた瞬間「空の境界」の
「偽神の書(ゴドーワード)」こと玄霧皐月 (CV:置鮎龍太郎)
を連想したが, これは彼が普段は小声で話していること(言語が「統一言語」なので話すだけで能力が発現してしまうゆえ?)もその裏付けになっていると思われる.
型月繋がりでいえば, 「夢幻迷宮」の攻略法(?)も
「ケイネス先生の魔術工房」
だし(アレももうずいぶん昔か…), 「ゲヘナ」という響きから
「赤ザコ」こと「コルネリウス・アルバ」
のことも思い出し(何も知らないが, 彼はFGOとかその後の展開で「復権」したんだろうか), 色々「型月色」が濃い目の回に感じた.
2. 咆哮の血族攻略法と展開の予想
初戦は, ラグナが無謀に突っ込んでいって「敗退」した. しかし太陽神教的には大戦果で, これから若干ゃ「なろう展開」を(「黙れゾン太郎」のように)当てつけ的にやるかもしれない. 尤もバグラム狩りとなるとやはり難しい. 今回だって, 翼の血族で言えば,
アルテマティア(第一位階)とウォルテカムイ(第二位階)を同時に相手にする
ようなものなのだから, 少し考えれば勝てるわけがないのだ.
そう考えると, 翼の血族狩りは, 犠牲が多かったとはいえ, かなり幸運な展開だったと言える. 実際, 今回のように第一位階と第二位階を同時に相手にする展開は最後まで起こらなかったからである. 更に超級戦力のラグナでもって, 不意打ち(不慮の事故)的に血族を半数近くを各個撃破して, アルテマティアを封じた上で, 最大の障害だったウォルテカムイを狩った流れは, 途中でトラブルも多々あったとはいえ上出来だっただろう.
今回も基本はそれに則って, 基本は血族を各個撃破していく流れになるのかもしれないが, 翼の血族の時と違い, 奇襲のアドバンテージでもって上位竜を一体も狩れなかったのはかなり痛いような気がする. 実際, 今度は奇襲に備えられてゲヘナホールに引きこもられると, 結局ラグナだけではコマが足りず, クリムゾン様をはじめ, 他の滅竜導士も適宜動員される流れになるだろう. そうすると, 翼の血族程ではないにしろ, また長引くことになるかもしれない.
3.「11人いる!」か?
網の聖人ギュスター・ノアが今回のラグナの戦果を読み上げて他の聖人, 聖女達が驚いている一番最後のコマだが, ここに映っていない聖人, 聖女を挙げる. まず左の席の前方二人(右の席は全員コマに映っている)
牢獄の聖女 ニム・ハムニム
預言者 オルゴール
そして中央の前方にいる
太陽の聖人 デュラ・ポロ・ネルロ
最後にその後方にいるであろう
時の聖女 カルラ
このいずれかが, クリムゾン様だろうが, ここまでくるとまぁ, オルゴールで確定か. しかし, 余りにもわかりやすすぎて逆に怖い. つまり
「こんな謎解きにもならぬ謎解き要素」
をこんな形で入れてきた意味がよくわからない. しいて言えば, 「預言者」としてクリムゾン様の能力や過去が open になっていくということだろうか. ただラグナもワンチャン, クリムゾン様が誰なのかは未来で知っている可能性もあるから, そうすると今後また話が一層ややこしくなる気もする.
4. その他の気になる点
以下, 気になった点を二つほどあげる. 一つは網の聖人ギュスター・ノアがスマホ, ないしはタブレット端末を使っていた点. これまでも無線的なものは出てきたが, 何気にこの手のデバイスの描写は初めてではないか. これもロストテクノロジーなのか否かは不明だが, ともかく「聖人」はそれを理解し利用できるということは確認できた.
もう一つは
「何故太陽神教はラグナの戦果を知り得たのか?」
という点である. 単にラグナが報告したというだけなら話は簡単だが, ラグナがご丁寧にそんなことをするとは思えない. 仮にラグナが報告を上げたのだとしたら, 四層まで到達し, そこで第二位階と咆哮の王と交戦した旨まで話が出なければおかしい. とすると,
「太陽神教は, ラグナとは独立に, 二層までの戦果を知る何らかの術があった」
ということになる. 言い換えると, 夢幻迷宮までは太陽神教の影響が何らかの形で及んでいることになる. 彼らも流石は伊達に何十年も戦っているわけではないことの描写なのだろうが, この辺の事情もおいおい明らかになっていくと期待する.
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