【ホラー映画を毎日観る人】(10日目)「口裂け女2」

「口裂け女2」(2008)
寺内康太郎監督

昨日観た「口裂け女」の続編です。
“前回からの続き”ではなく“口裂け女がなぜ誕生したのか”にスポットを当てています。
冒頭の明るいパートからどんどん雲行きが怪しくなり不幸のスパイラルへ…
家族団らんのシーンを始め最初の方は全体的にBGMが明るめなのに悲劇が起きたあとは無音だったり悲しいBGMだったりで高低差がすごい。

三人姉妹の末っ子で主人公の真弓がとにかく可哀想で可哀想で…
というかそもそも事の発端は長女なんですよね。優しいお姉さんぶってるけど作中屈指の悪人です！笑
別れ話がこじれたまま他の男と結婚した結果、元カレが復讐しに来て何の罪も無い真弓が巻き込まれたんですから。
毒を盛るシーンやその後の行動から見ても
たぶんだけど別れた理由もさらに良い条件の男を見つけたから乗り換えたんだろうなとか役のバックボーンが想像できて面白かったです。

宇野祥平さん、吉木りささん、ガキ使のおばちゃん等などよく見てみると有名な方がたくさん出ていてびっくりします。

養鶏場なのに猟銃があるとか血みどろの服を律儀にハンガーにかけて仕舞うとか弱冠気になるところはありましたが、口裂け女がハサミを使う理由やなぜ足が速いのかなどがしっかり分かるので2から見ても全然大丈夫です！