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渋谷の柳瀬博一研究室

2020年1月15日(水) 10:00-10:55
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【ナビゲーター】
柳瀬博一さん(東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授)

今週は2冊の本をご紹介。

📚戸矢学著『古事記はなぜ富士を記述しなかったのか: 藤原氏の禁忌』(河出書房新社)
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📚ジェームズ・C・スコット 著、立木勝訳『反穀物の人類史――国家誕生のディープヒストリー』(みすず書房)
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関東一円および山梨・静岡・愛知県の一部にかけて小学校の校歌で最も歌われている(柳瀬さん調べ)のが「富士山」。ところが日本の象徴である富士山が日本最古の歴史書とされる『古事記』『日本書紀』に記載されていないのです。その理由とは・・・?

文明が栄え古代の都市が建設されたのは、大河の流域で灌漑が進み穀物栽培が進んで定住するようになったから・・・という通説は本当なのか?

柳瀬さんが偶然出会った2冊の本は、どちらも歴史の通説を覆す説が主張されていますが、その背景には共通するものが潜んでいるようです。ぜひ2冊読み比べてみてください。


来週もお楽しみに!

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