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渋谷のほんだな

2024年1月19日(金) 12:00〜12:55
00:00 | 00:00
『扇風機の前にすわって今日きみに褒められたことを思いだしてる』
この歌で、あなたはどんな思いを巡らせますか?
【本日のゲスト】

伊藤 紺さん(歌人)左
https://www.instagram.com/itokonda/?hl=ja
https://twitter.com/itokonda?ref

<著書の深掘り・感想・リクエスト>
自由学園女子部高等科2年 小竹 真央さん
自由学園男子部高等科2年 酒井 隆斗さん

平安時代から脈々と続いてきた短歌。
TVでは宮中歌会始の儀がライブ中継されてます。
テーマの「和」にそって三十一文字に思いの丈を
込め、聞き手は長〜い歌い回しの間に歌の意味を
噛み締める。
生きているからこそ感じる日常の感情がテーマに
向かって集結すると、共感は自身の本質を呼び
起こします。
和=平和、なごみ、積み重ね、こんな時代だから
こそも言いたいこと(必須)があるんですね。

【本日の本】
「気がする朝」伊藤紺著 2023年12月24日発売
ナナロク社 1870円(税込)
https://booklog.jp/item/1/4867320250
ゲストさん、早3冊目の歌集。出て3週間なのに
早速重版ですよ。小竹さんによれば、この本には
何度も何度もめくり返してしまう誘い込み力が
強力に働いているようです。

ところが若い時はとりわけ書くことが好きだった
訳でもなく、グラムロックのバンドを組んでおり
就職もしたが半年で辞めたとか。さて、どうやっ
て歌人になったのでしょう。是非番組で!

歌は、嬉しい、悲しい、びっくりした…が、
人に話すとだから何?となりそうだし自分の中
に溜め込むとしんどくなる→詠みたくなるなる

ささいな日常のこと、世とは被らずとも自分に
とってすごく嬉しいこと。こだわりはウソを
つかないこと。でも喜怒哀楽の中には詠まれ
ない感情もあるんです。季節は夏、時間帯は朝
が多いのにも訳がありました。

番組では歌人本人に肉声で作品を読んで頂き、
リスナーさんも空気感を共有できたことと思い
ます。さらに本だとそこに平仮名の包み込む
柔らかさや漢字との対比が加わり、異次元の
想像力を掻き立てるんです。短歌のライブ感が
渦巻くんですよね。そして表装の色が綺麗な
不思議な黄色。売れるはずです。

イベントでサイン本を手に入れませんか?

【告知】 トークイベント
伊藤紺×枡野浩一「短歌をつくるということ」
『気がする朝』(ナナロク社)刊行記念
1月25日(木) 19:30〜21:30 B&Bにて
来店と配信の両方あります。
https://bb240125a.peatix.com/view

【パーソナリティ】原カントくん


書籍のお求めは本屋B&Bへどうぞ♪


http://bookandbeer.com

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