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私の旅のおすすめアイテム「蚊取り線香」と、失敗した使い方について

GWや夏休みに向けて、海外旅行を計画している人もいるのではないでしょうか。特に日本人に人気のタイやフィリピンなどをはじめとする東南アジアを旅行される際に、私がおすすめする旅のアイテムはずばり「蚊取り線香」です!


①虫と夜を明かす

節約の旅をしたい!と、激安のゲストハウスに泊まると、結構な確率で虫や得体の知れない生き物と一緒に夜を明かす、ということもあるかと思います。私が学生のころにお世話になった安宿の聖地、タイのカオサーン通りではゲストハウスによくヤモリがでる、ということで屋台のTシャツ屋さんにヤモリのTシャツが売られていて、よくお土産にしていました。
(参照:https://japamart.com/yahoo_auction/item_yahoo_auction.php?itemcode=n1060423870)
 
インドネシアのジャカルタへ旅をしたときには、ベッドの下から巨大なゲジゲジが登場した際には、いい大人がおもわず悲鳴をあげてしまいました。そのような経験を経て虫への耐性を多少は身につけ、ある程度の虫には動じないメンタルを授けてくれたのも、安宿のゲストハウスでした。感謝!

②網戸がボロボロだったら…

しかし、イモリやゲジゲジであれば確かにおそろしいですが、それよりも一番困るのは部屋に蚊が同居しているときではないでしょうか。そんなときのために、私は海外旅行では蚊取り線香を持ち歩くようにしていました。

蚊取り線香は、日本の蚊には効くけれども、海外では効力が弱いのではという意見もありますが、実は海外でも蚊取り線香は重宝されているらしく、現地の蚊に効く成分で調合されているとかいいないとか、という噂も聞きます。
 
ゲストハウスは基本的に網戸がついていることは少なく、窓をあければ虫が入ってきますし、網戸が取り付けられているときでもだいたい穴が開いていたりするものなので、そんなときのために、蚊取り線香をつけて安心して眠りにつく、ということが何度かありました。

向こうに見える網戸。穴があいていることも…

③蚊取り線香 使い方にはご用心

しかし、使い方にはご用心。私が、蚊取り線香で失敗してしまったエピソードについてご紹介します。
 
その時、私はインドのカルカッタは旅していました。当時はまだ大学生でしたので、旅行好きの仲間の中でも、できるだけ安く旅行するのが腕の見せ所、みたいな風潮があった中で、私はドミトリーに泊まってみることに決めました。当時の値段で1泊60ルピー(200円程度)だったのではないかと記憶しています。殺風景な部屋に2段ベッドが5個、合計10人が一緒に寝るような仕様でした。 

隣の人との距離感……なかなかに近い。


その日、カルカッタの街をだいぶ歩き回った疲れもあり、私は2段ベッドの1段目に横たわり静かに目をつむりました。
 
その数分後…
 

プーーーン、、、
 
でたか…。間違いなく蚊がいます。薄明かりの部屋の窓際に目をやると、
網戸はこれでもかとばかりに、ズダボロに亀裂が入っています。
というよりも、外のテラスに続くドアが外されており、虫たち入りたい放題。どうして気がつかなかったんだろう…。
 
私はいつものように、リュックから蚊取り線香を取り出し火をつけました。
 
(他の宿泊者も、これで感謝してくれるかな??)と思った矢先、真上のベットに寝ている欧米の宿泊者(パンツ一丁でした)から怒鳴り声が。
 
「そんなもの使ったら、蚊が死ぬ前に人間が死ぬぞ!!」(日本語訳)
 
どうしていいか、フリーズしている私に続けて、
 
「こういうときは、こうやって寝るんだ!」(日本語訳)
 
と言って、天井についている扇風機の風量を最大値に切り替え、全身に風を浴びせながら、みの虫のようにブランケットにくるまったのでした…。
 

イメージ画像:たまに出会う、台風並の威力を持つ、扇風機

思い返してみると、ゲストハウスの天井って、大きい羽の威力がハンパじゃない扇風機が備え付けられていますよね。
あの扇風機は、部屋を涼しくするためではなく、蚊を撃退するためのものだったんだな、ということをそのとき初めて知りました。

④まとめ 一言お声がけを

日本人にはおなじみの蚊取り線香は、どうやら海外では使う習慣がなかったり、煙がくさかったり、あるいは体によくないと考えられているのかもしれません。一人部屋では有効ですが、他の宿泊客がいるときには怒られてしまうこともあるかと思いますので、一言声をかけてから使った方がいいですね。
 
(ちなみに、この日の夜、「原因がはっきりしている下痢」に襲われて、この後トイレに15回くらい通った件についてはまた別の記事で語らせてもらいます!)
 
こんな記事を書いていたら、体がかゆくなってきたような。


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