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睡眠も老化する。心配しすぎないこともひとつの方法

先日「睡眠」について取材をしたとき、印象的だったことを忘備録としてとどめておこうと思う。

それは「睡眠も老化する」ということだ。よく聞くのは「中途覚醒が出始め、質の良い睡眠が取れていない。睡眠障害かも…」という不安。しかし健康な人は、40代から中途覚醒は確実に起きているという。数秒、数十秒のため覚えてないことも多いそうだが。60代を超えると中途覚醒は顕著に長くなり、一度起きると30分は眠れないことも稀ではないそうだ。話を聞いた先生のお母さまは、そういうときによく料理をしていたそうだ。

ある程度年齢を重ねると中途覚醒は普通の現象ということになる。しかし不安を感じたり、心理的に睡眠不足だと思う人たちは、睡眠薬で深い睡眠を求めようとする。睡眠薬は昼間の生活のQOLに良い影響をもたらすとは言えないところもある。同様に早期覚醒も老化による自然な現象だそうだ。これらは脳が老化することと深く影響しあっている。

ではどうすればいいのか?ひとつはそういうものだと思って、受け入れる。無理に眠ろうとするかわりに、好きなことをしながら穏やかにすごしてみる。そして昼間に眠気がきたら昼寝を取る。
もうひとつは東洋医療の叡智を借りること。例えば鍼灸やマッサージ、生活習慣の改善も含めて、薬に頼らない方法も注目を集めている。実際に鍼を受けると体がぽかぽかし睡魔がやってくる。国際的な機関で最新の研究によると瞑想も効果的だという。瞑想は脳を休め若さを保つ一助となっているからだろう。
最後にあげたいのが定期的な運動。続けるということがポイント。それと夜の激しい運動はかえってマイナスに働くそうなので注意したい。

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