思いがけない自己発見
note195日目。
もはや、○日目ではないが、○本目でもないのでこの書き方を続けている。
最近、思わぬタイミングで自己発見をした。
私は子どもたちを国内外問わず、もっといろいろな所に連れて行ってあげたいとずっと思っていた。しかし、お金もかかるし、準備も大変だ。そんな理由から、行かない理由を探し、『その代わりに』と近場(都内や市内)や別荘で過ごして、自分を誤魔化してきたところがある。
でも、私は数年前に大のハリーポッターファンである息子に11歳でロンドンに連れて行ってあげるねと約束していた。
ハリーがホグワーツに入学したのが11歳だからだ。
そして、その期限がついに迫ってきた。
息子は今年の8月で12歳になる。
約束を守るためには、あと数か月のうちにロンドンに行かないといけない。
私たちが今住んでいるニュージーランドからロンドンまでは乗り継ぎを含めて24時間以上かかる。
飛行機代も高いし、ホテル代も高い。
連れて行ってあげたいという気持ちから、何度も飛行機やホテルを検索しましたが、そのたびに金額と時間を見てはげんなりし、結局画面を閉じていた。
検索する度に少しずつ値上がりし、残席は残室が減っていくのをみて、だんだんと画面を閉じてはいけない気がして来て、やっと覚悟を決めた。
ロンドンに行くだけなのに、こんなにも覚悟がいるものなのか…と自分でも驚いた。
やっとの思いでニュージーランドからパリまでの乗り継ぎ便と、パリとロンドンの宿泊先を押さえた時、私は自分がすごくワクワクしていることに気がついた。
パリに住む友人がオシャレで美味しそうなレストランの投稿をする度に、『いいなぁ』と思っていた。ロンドンに住む友人が移り変わる四季の様子をSNSに投稿するたびに、四季がちゃんと感じられる北半球に住みたいと何度も思っていた。
でも数か月したら、私もそこに行けると思うとワクワクがとまらなかった。
旅行の手配を終えてからというもの、行きたいところや会いたい人が沢山浮かんでくる。
予定している日数では到底時間が足りないくらいだ…。
今回のことで、私はヨーロッパに行くことを実はずっと望んでいたんだなと強く感じた。
自分でも気づかなかったこと。
子どもを連れて行ってあげるものと思っていたのに、実は私自身がとても行きたかったようだ。
普段浮かれた感情をあまり出さない私が、ワクワクを隠せず、それが子どもたちにも伝わっているらしい。こんなに旅行を楽しみにするのはいつ以来だろう。
予約までしたからこそ気づけた、自分の気持ち。
こういう思いがけない自己発見は行動することで得られるものだと改めて感じた。