見出し画像

小さなシェア型フードコート〜オラ!・ネウボーノ〜

皆様は小商いに興味はありますか?
本業にするとなるとハードルが上がるけど、休みの日にちょろっと自分のお店を持ちたい。そういったニーズに応えたシェアキッチンが最近増えてきています。
今回は菊川にできたシェア型フードコート「オラ!・ネウボーノ」を紹介します。

「オラ!・ネウボーノ」は都営新宿線菊川駅から徒歩3分に位置する子育て応援賃貸マンション「ネウボーノ菊川Ⅱ」の1階にあります。
ちなみに「オラ!」はスペイン語の挨拶、「ネウボーノ」はフィンランドの子育て支援制度ネウボラが由来となっています。

本プロジェクトは、「喫茶ランドリー」などのまちづくりコンサルタントをしている株式会社グランドレベルの田中元子氏により手掛けられました。
「喫茶ランドリー」の詳細は、私の方で取り上げたnoteがありますので、よかったらご覧ください。

グランドレベルの自社運営店舗としては3つの「喫茶ランドリー」に続き、本プロジェクトで4店舗目となります。
「喫茶ランドリー」とはコンセプトを変化させ、周辺のまちに暮らす人たちにより参加してほしいという想いを持って、シェア型の小さなまちのフードホールを企画しています。

「オラ!・ネウボーノ」はみんなでスペースを使いこなすということをテーマとしています。
約100平米のスペース内に、大きさの異なる3つのシェアキッチンと、本や雑貨などが販売できるシェアシェルフと客席で構成されています。

まずはエントランスから。三ツ目通り沿いのお店の前の赤いテラススペースがエントランスになります。かわいらしいベンチが設置されており、柔らかい雰囲気です。ここでポップアップなんかしたら盛り上がりそうですね。

エントランス

シェアキッチンは小・中・大と3つあります。
小キッチンは入り口すぐの位置にあるスタンドスタイルです。ドリンクや軽食などが中心の人におすすめです。
中キッチンはカウンター席と後ろに広がるフロア席を使って、シンプルな食堂スタイルが可能です。小キッチンでは少し手狭な方に良さそうです。
大キッチンはオーブンが用意されているベーカリースタイルです。オリジナルパンや焼き菓子などの販売ができます。

私が訪れた際は、小キッチンでは主婦の方がコーヒー・抹茶ミルクなどのドリンクを振る舞い、大キッチンではサラリーマンの方がスコーンとジャムの販売をしていました。
こういった地域プレイヤーが気軽に出店できるような循環が生まれてくると、楽しい施設になりそうですね。

食堂スタイルの中キッチン
ベーカリースタイルの大キッチン

3つのシェアキッチンの合間には、ショップスペースとしてシェア型シェルフが設置されています。棚貸し本屋さんが最近流行っていますが、ここでは本棚だけではなくハンガーラック、テーブルなど様々な什器がシェア型シェルフとなっています。
本や服、レコードなど個人を表現できるものが展示、販売できます。
運用は6月あたりを目処に開始予定のようです。どんな物が集まるか楽しみですね!

シェア型シェルフ

また、奥に進んだところに「ネウボーノ菊川Ⅱ」の中庭があります。基本的にアクセスすることはできませんが、マンションとの連動企画も開催予定のようです。中庭には菜園があったので、収穫イベントなどやるのですかね?

マンション内の中庭

小さなシェア型フードコート「オラ!ネウボーノ」はいかがでしたか?
「喫茶ランドリー」プロデューサーの田中元子氏が手掛けたこともあり、地域の方を巻き込んだ仕掛けが面白いですよね。
「喫茶ランドリー」との大きな違いは、地域の方自らがプレイヤーとして出店できるところです。昨今、様々なところでシェアキッチンは増えてきていますが、一般的にはまだまだハードルが高いように思います。
このハードルをどのように下げていき、地域プレイヤーを増やしていけるかが鍵となりそうですね。
まだまだオープンしたばかりですが、「喫茶ランドリー」のように盛り上がっていったら最高ですね!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?