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下北沢最古のカレー屋〜茄子おやじ〜

下北沢っていうとどういったイメージを持ちますか?
古着やバンドだったりとサブカルのイメージが強いのではないでしょうか。
ですが、最近「カレーの街」としても注目を集め始めています。
今回は新たなカレーの街下北沢で最古のカレー屋「茄子おやじ」について紹介します。

まず、なぜ下北沢がカレーの街になったか気になりますよね。
実は「カレーの神」とあがめられる会社員・松田さんにより仕掛けられました。
2010年頃の下北沢はあまりカレー屋が多い街ではなかったそうですが、2011年に松田さんの趣味から発展した地元イベント「カレー対決」が反響を呼び、2012年から毎年続いている「カレーフェスティバル」へと発展していきました。
現在では18日間で12万人を集めるビッグイベントへと成長しています。

毎年秋に開催

そんなカレーの街下北沢で、「茄子おやじ」は王将のある裏道通りに1990年にオープンしました。
先代は吉祥寺の老舗カレー店「まめ蔵」出身の店主・阿部さんです。
まめ蔵時代にカレーにトッピングする茄子をつまみ食いしていたことから、「茄子おやじ」のあだ名で呼ばれていたようです。笑
そんな阿部さんですが、年齢的なことを背景に、2017年に2代目西村さんへお店を引き継ぎました。

2代目の西村に引き継がれ、先代の辛めのカレーをベースに「甘さ」を足すようなイメージでマイナーチェンジされました。
「お母さんがつくるカレー」を意識しているらしく、なんとなくどこか懐かしさを感じる味わいになっています。
13~15種類のスパイスをベースに作られており、夏はあえて汗をかけるように辛めのスパイスを足し、冬は香りの良いスパイスを使うなど、季節に合わせて調合を変えるのがこだわりです。

スペシャルカレー

また、カレーとセットで+300円で付いてくるはちみつがけヨーグルトはデザートに最適です。
瓶のヨーグルトにはちみつをかけたシンプルな味わいは、やはり間違いないです。

はちみつヨーグルト

お店の内装もリニューアルされました。
バンドマンでもある西村さんこだわりのヴィンテージレコード機材が揃っており、懐かしの音楽が流れています。
店内はレコード、本、手描きの絵、手づくりの作品などどこか懐かしい友達の部屋感があります。
飾られている数々の雑貨類は西村さん周りのクリエイター作品のようです。
こういったクリエイターがたくさん集まるのも下北らしさですよね。

こだわりのレコード機材

そして、カレーの食後にはやはりコーヒーですよね。
茄子おやじでは、コーヒーロースター店が特別に焙煎したオリジナルのブレンドコーヒーが味わえます。
古き良き喫茶店をイメージした深めの焙煎コーヒなので、カレーと音楽にマッチした味わいではないでしょうか。

オリジナルコーヒー

下北沢最古のカレー屋「茄子おやじ」はいかがでしたか?
新たなカレーの街下北沢で、先代→2代目と若干のマイナーチェンジを挟みながらも地元に愛されています。
レコードを聴きながら食べるカレーはどこか懐かしさを感じる居心地のよい空間です。
皆様もぜひ茄子おやじでカレーを食べて、脈々と受け継がれる下北マインドを感じ取ってみてください!

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