うちの子はどっちも私の普通とは違う道を選んだよね（狙ってない笑）

今でこそ「なるようになる」とかいって子育て達観してる発言している私だけど、長女が生まれてしばらく（3年くらい）はちょっと勘違いしていたかも笑。まあその頃は夫も健在だったし（夫は長女が４歳半で死別）、なんとなくお互いに初めての子どもにいろんなイメージは持っていたよね。振り返っても一番おかしかったと今思うのは、自分ができないくせに長女に英語に早くふれさせようと思ってたこと。英語教材とかめっちゃ模索したよね。無駄だった笑（長女は今英語で仕事してますけどね）

幸いなことに私は仕事も忙しく、そして次女が生まれて夫が急死して波乱万丈人生だったので、子育てメインでがーっと入れ込む、みたいなことはできなかった。まあ、今も昔も私はいつも自分が一番かわいいってとこがあって、結果それはよかったんじゃないかと思っている（自分に甘い笑）。

結果（プロセスはいろいろあるけど）、娘二人とも「私の普通」とは全く違う人生を選択していったのはよかったなあと思う。

私はどんな進路選択だったか、というと（＝当時の私の普通）、公立小中を出て（親の転勤で振り回されつつ）、公立高校へ進学。新設の進学校で先生たちも熱くて、想定外に四大進学（当時女性は短大が普通と言われた中で、四大進学率は2割超）、そこから想定外にリクルート入社（そこからはずっと当時の女子の普通の枠外を生きてきた）。
そんな私と、国立大卒の夫の「普通」は、ちゃんと勉強して大学に行って就職…だった。

ところが、
長女はなぜか生まれつきずっと突き抜けて勉強的な世界と相性がよかった。でも親にも本人にもそんな意識は高3の夏までまったくなかったのに、高3の9月の模試で志望校に東大って書いたらB判定が出てしまって、親子でビックリする笑。そこから長女は親族の誰も想像もしない「東大生」になった。
次女はというと、中学からほんとに勉強しないし、宿題やらないし、内申下がりまくりな日々の高校受験で、進学校に奇跡の合格をした。みんな大学に行く普通の進学校だしやっと普通の道に行くのか、と油断したら「勉強したくないから大学に行く意味ないでしょ」と言う（おっしゃる通りだけどな笑）。そして急にやりたいことができたといって専門学校に進学するも、3か月も立たずに「ここじゃない」って言うっていう（それでも卒業はするっていうから、ますます意味が分からない笑）

というプロセスを経て、
長女は東大理系卒⇒外資系コンサルティング会社⇒教育系ベンチャーの執行役員になり、
次女は専門卒⇒やばいブラック企業に非正規就職からの、評価されて正社員になってチーフになり⇒上場子会社のコールセンターでチーフ⇒大手人材企業へ転職、のイマココ。学歴からも初職からも考えられないくらいの安定っぷりでびっくりする。

まあ二人ともこの先も今のままじゃないんだろうとは思うけど、
とにかくどっちも「そういう展開ってあるんだ？」と驚くことしかない（次女については転職の相談をちょっとだけ聞いたけど、その仕上がりっぷりに驚いて、別にやることなかったよね）

長々とどうでもいいうちの話を書いたけど、何がいいたいかというと
・親が知ってる親の普通なんてたかが知れている
・子どもは自分で道を切り開く力がある（親が邪魔しなければ）
・親がやることは「子が自分を信じられる力」を育てることだけ

…じゃないのかなということ（というか↑のことくらいしか、私はやってない）。

長女は私と夫の遺伝子のいいとこを倍々ゲームにしたくらい勉強と相性がいい。それはほんとに「たまたま」であって、私が何か特別すばらしい働きかけをしたということはない。なんとかカードとか一つもしてない（笑）。
次女はある一面から見たらダメダメだったと思うけれど、私はそんなこと一つも思わなかったので、こういう「おめでたい親の在り方」はもしかしたらよかったのかもしれない（次女に聞いてないから知らない笑）。
で私は、親が想像できるようなよさそうな世界を生きていくのが子どもの幸せじゃないよね、ってことだけは、心の底から思っているので、それは私の唯一できてたこと（今もときどきハラハラしてはいるけど笑）

親のみなさん、子どもが何をしようとしているかわからない、って不安かもだけどそれ普通のことだから。
子どものみなさん、親を安心させようとか思わなくていいですよ。親にはわかんない世界がたくさんあるのが当たり前なのだから。親が面倒だったら、しばらく実家に近寄らないのが一番よ笑

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