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伝わったけどダメなときと、伝わってなくてダメなときを区別できてる?

キャリア、という「その人の転機」の相談を日々受けている。結論を出すのは私ではなく相談者だけれど、その人が「本当に自分が決めたいように決める」ための情報整理をすることが多い。
そのとき多いのが、コミュニケーション不全に関すること。

・上司と合わない
・経営方針に疑問
・同僚のなかで浮いている
なんてこともよくある。
それによって「辞めたらいいね」になることもあれば「今の場所でやれることを先にやろうか」となることもある。
あるいは「辞めたいと思っていたのは気のせいだった」とか「めっちゃここでやりたいことが見つかった」みたいなこともあるし、「留まろうと思ってたけど違った!」ということもある。よくある。

そういうとき、よくあるのが
「私は〇〇と言ってるのにまわりが動いてくれない」とか
「私は◎◎が嫌だと言っているのにわかってくれない」とか
「私は◇◇を顧客が求めていて我が社にもよいのに、上司がわかってくれない」とか、そんな数々。

「それはどんなふうに伝えましたか?」
というのは定番の問いだが、その定番の問いでかなりの部分が露呈する。
そう、多くは「伝わってないんじゃないの?」ってなる。

伝わったうえで(真意も含めて伝わったとして)ダメなときと、
伝わってなくてダメなときはやることが全く違う。
けれど(特に後者の場面では)その状況の区別がついていない。

伝わったとしてダメなときにやることは
伝わってないときにやることと全然違う。
「それって伝わっていますか?何によって伝わったと判断しましたか?」と聞くと、「そんなこと見てればわかりますっ」「だって上司は私の言ったことをやってくれないんだから」とか現象を見て判断していることがよくあるのだけれど、ちょっとまって、確認してないよね?

伝わってダメなときは⇒何がどうダメかを知る必要があるし
伝わってなくてダメなときは⇒まずちゃんと伝え直す必要がある

やること全然違うけど!

伝え方を教えるみたいな仕事をしているけれど、伝えるって本当に難しくて日々「これ届いてる?」って思っている。キャリアコンサルティングの現場では(師匠の教えもあり)伝わり方の確認をいかに自然に入れるか、そしてそれによって修正するかを日々鍛錬されている(汗)。

けれども、多くの人間関係の中では「私が今伝えたことは、あなたにどう伝わっていますか」と問い直すことって、ほとんどないよね。

だから言う。
あなたが誰かに感じている感情の多くは誤解だ。
あの人は何も聞いてくれない、何もしてくれない、の多くは「あなたの聞いてほしいと思っていることが伝わっていない」か「あなたのしてほしいことを間違って受け止めている」のだ。
もちろん「言われたことはわかっているけど合意しない」はある。
けれどもそれさえ「言ったことの表面でなく、本当に伝えたかった感情は届いていない」ということが、めちゃくちゃ多い。ほんとに多い。

そのまま物別れになってずっと会わずにいた人とふと、何年か後に会ったときに「そうだったの?」みたいなことはよくある。そうだったの?の確認もなく「なんとなく関係が生まれる」なんてこともある。先入観が無くなって肩の力が抜けて、フラットに相手を見たときに聞こえた言葉をまっすぐ受け止められて「あれ?」ってなったりもする。不思議なほどに(もちろん一層無理ってなる人がいないとは言わないよ)

なのでね、
今あなたが思う「わかってもらえないなあ」もいろいろあるんだよ。それを整理して、あなたにとってよい方向を作るためのヒントは、まず「伝わってるのかどうか」自分の在り方をふりかえるところからなんじゃないかな、と思うよ。

よかったら、その気持ちの整理、お手伝いさせてくださいね。


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