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ない方を見るか、ある方を見るか。出来るようになったことを見たほうがいいと思うなあ

よくある話で、コップの水が半分入っている時に「半分しかない」と思うか「まだ半分もある」と思うか、普段のあなたはどっち?っていうのがあるけど、実際みなさんどっち?

この話は別に「ポジティブに考えたほうがいいよね」ってことが言いたいのではなく、失ったものを見るか、今あるものを見るかで思考や行動って変わるよね、ということ。
足りない方を見るのか、出来ている方を見るのか、状況によって安易に言えないとは思うけれど、私たちってあまりに足りない方を見ることのほうが多いのでは?とふと思った。

その典型が「働きやすい社会」みたいな話。
「女性が活躍できる世の中かどうか」みたいな話もそう。

今日、私も運営のお手伝いしているキャリアデザイン学会中部支部の勉強会で、金井篤子先生のこれまでの研究についてお話を聞いた。実は先生はリクルートの先輩でもあるのだが、リクルートを辞めたあとに大学人となり、キャリア心理学や産業組織心理学ではたくさんの功績をあげていらっしゃる。お話の中で、女性のキャリアにまつわる1990年代の調査データが多く出てきたのだが、参加者で意見を交わしたときに数人からふと出てきた言葉が
「(世の中は)まだまだなんだなと思いました」
「(働きやすさは)変わってないんだなと思いました」という声だった。

え?全然違うよ。めっちゃ変わったよ、と思ったが、まあ確かに「まだまだなところもあるよね」とも言える。いや、完璧ではないからいつだって「まだまだ」なのは間違いない(笑)

でもそうやっているとその「まだまだ」は誰がどう変えるのか?が見えなくなるなあ、と思った。主語は誰?国?経営者?それとも…?
あと、出来ていること、出来てきたことは無くさないためにも「これはいいね!」ってみんなで言いまくって、それ、当たり前にしちゃいたいなあとも思った。そうやって「え?こっちが普通なの?じゃあやってないうちはヤバイの?」ってなるほうがいいじゃない(楽観的すぎ?)

まだまだだよ…って斜に構えているほうがなんとなく賢そうだけどさ(笑)

謙遜の美学みたいな国民性なのか、
楽しくやってると舐めてるって責められるのか、
「ほめると調子に乗るから」って上司や親や監督が思い込んでいるのか、
…とにかく、

自信の持てない人、委縮してしまっている人には特に、出来てることは出来ていると指摘して「なんで出来たんだろう?いいね!どうやったの?」って聞いてあげたほうが「なんで出来てないの?」って追い込むより挑戦できることが多いんだけどね。

キャリア支援者としても、基本的に「出来ていること」を見つけて、それはどうやっているのかを一緒に考えて、その方法を横展開する、ってアプローチのほうが有効なことが多いので、やっぱコップの水は「半分もあるよ!」ってとらえたほうがいいと思うんだけどなあ。
(悲観的防衛主義者の方には当てはまらないのだが、ま、それは別の時に書くことにしよう・笑)


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