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地域通貨 まちのコインに挑戦中

まちのコインというデジタル地域通貨がある。鎌倉にある面白法人カヤックが展開するもので、今では全国で22、3地域で取り組みが進んでいるそうだ。

カヤック代表の柳澤大輔氏は、鎌倉資本主義を提唱している。地域にある企業や住む人、文化がコラボして循環をすることで、地域で経済の循環を作ろうというものだ。その壮大な実験のツールとして「まちのコイン」がある。

一般的に地域通貨は普及を促すためか現金と交換できる。そうなると人は現金化するために地域通貨を流通させずに貯めてしまう。

一方、まちのコインは現金と交換できないことがミソだ。しかも、使わずに(流通させずに)貯めてしまうと目減りする。コインを貯めずにどんどん流通させていくための仕掛けがたくさん設計されている。

そんなまちのコインが、私の住む滋賀県でもスタートした。ビワコという名称だ。私は大学に勤めているが、早速学生たちとこのビワコを使ってみようと授業で実験をやり始めました。

最初の実験は、地域のマルシェで学生たちが考えたアイデアをもとに、まちのコインを貰えたり、使ったりできる体験を作ってもらったことだ。まちのコインの体験を見て、市内外から体験に来られた。イベントの周知と繋がりづくりに可能性を感じた。

2つ目の実験は、大学コミュニティでの活用を想定して、学生自身が体験を作れる立場になり様々な体験を作ることだ。2023年1月からスタート。

実験を通して、学生コミュニティの中でデジタル地域通貨のまちのコイン・ビワコを使うことで、学生同士の繋がりが本当に生まれるのか。リアルなお金ではないものが本当に循環するのか。
少し時間をかけて、ゲーム感覚のまちのコインを楽しんでみたいと思っている。



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