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#600 成長のスピード

太陽の熱ときれいな水、そして光が充分に与えられたときに芽が出てくるものだ。早く成長させようと力ずくで引っ張っても、芽は出てこないどころか死んでしまう。その扱い方は、他の事柄についても同じだ。

『ウィトゲンシュタイン世界が変わる言葉』

成長には順番がある。
順番を間違えれば必ず歪みが出る。

なぜ、間違ってしまうのか?

やはり、
成長していない、結果、成果が出ないと、
人間誰しも焦るものだ。

この焦りが、間違いの原因である。

マズローの欲求5段階説でも、
下層の欲求から満たしていくことで、
人間は最終的に自己実現に至るとされている。

生理的欲求・安全の欲求・社会的欲求・承認欲求・自己実現の欲求。この順番である。

安全の欲求や承認欲求が満たされていなのに、
自分はどうなりたいのか?と問い詰めても、
何もやりたいことがないのは当然である。
大事なのは順番である。

成長が見られない時、
結果、成果が出ない時は、
正直怖い。

だからこそ、勇気を持って待つ。
順番を守って、待つ。

小学生に完璧を求めたら、
どこかで歪みが出るのは容易にわかる。

しかし、成長を促す側の人間は、
知らないうちに成長を急ぐ選択をしてしまう。

不完全でも、不格好でもいい。
信じて待つ。

待つは放置ではない。

順番を守り、ゴールが見えている。
この状態で待つのだ。

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