見出し画像

#782 どこにいるか?

学校の先生の机、教室のどこにある? 現役小学校教師が語る、“机を7m動かした”だけで子どもの「落とし物が減った」理由 松下隼司さんの記事を引用します。


「教室前方の廊下側に教師用の机を置いた方が、テレビが見やすいよ」という先生友だちからの言葉で、試しに自分の机を移動してみました。すると、確かにテレビが見やすい!そして、それ以上のメリットがあったのです。

 朝、子どもたちが登校してくる時間帯、担任の先生は教師用の机で連絡帳などを処理していることが多いです。その作業をしながら、次々と登校してくる子どもたち一人ひとりと、「おはようございます!」とあいさつをします。

 窓側に机があると、教室の入り口と約7m離れるため、あいさつの声を届けるためには大きな声を出さないといけません。恥ずかしがり屋の子どもや、面倒くさがり屋の子ども、寝不足などで体調不良の子どもにとって、7m先の担任にあいさつをするのはハードルが高いです。結果、あいさつしてくれないことも。さらに、教室の奥にいる担任の存在に気づかない子どももいます。そんなとき、私はついイラッとして、「ちゃんと、あいさつしよう!」と、声を荒らげてしまったことがあるのです。

 でも、教室のドア近くに担任がいると、子どももすぐ私の存在に気づいてあいさつしてくれるようになりました。お互いの距離が近いので目も合いやすく、ちょっとした雑談もしやすいのです。


位置による影響力。
自分がどこにポジションを取るかで、
周りはそれに合わせるように動く。

この場合は、動線に上手く入り、
子どもたちばかりではなく、
自分自身の気持ちまで変えてしまった。

今いる場所を変えるだけで、
その意味は変わってくる。

位置の影響力を改めて
知ることになった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?