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#683 謙虚に生きよ
「その人が、その程度の成功で、謙虚さを失い、驕り高ぶるような人物なのか。それとも、その成功は、周囲の支援と幸運によってもたらされたものであり、自分の能力以上のものだからと、その人が感謝の気持ちを忘れずに、さらに努力を重ねようとする人物なのか。神様はそれを試しているんだ」
「いいことはおかげさま、悪いことは身から出たサビ」山中伸弥教授の言葉だ。
成功に対して、いかに謙虚にいられるか。
書籍の中でも「謙虚さは魔除け」という言葉が紹介されていた。
成功は嬉しい。
ニコニコ顔になってしまう。
しかし、その嬉しい出来事の中に
自分をダメにする要素が含まれている。
菜根譚にも以下のような言葉がある。
「魚網の設くるや、鴻則ち其の中に罹る。蟷螂の貪るや、雀又其の後に乗ず。機裡に機を蔵し、変外に変を生ず。」
しかけの中にしかけが隠されている。
うまくいったと、目の前の成功に
気をとられていると、背後から狙われる。
成功はある意味でその人を試している。
うまくいっている時も、
失意の時も、謙虚でいること。
まさに謙虚さは自分自身を
しっかりと保つための魔除けである。
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