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メキシコ青年海外協力隊活動記録Vol.3~Banco ChinchorroでミノカサゴFestival

新卒で環境コンサルタントとして7年勤務したのち、JICA青年海外協力隊(2023-4次隊)の「環境教育」隊員として、2024年5月7日からメキシコで活動しています。
今回は2024/7/16~19にあったミノカサゴFestivalについて紹介。
(あんまり纏まっていませんが暫定版で公開2024.7.29)


1.場所について

Banco Chinchorro(バンコ・チンチョロ)生物保護区(以下、RBBC)は、普段生活しているチェトゥマル市から車で2時間半+船で1時間行った先にある保護区で、保護区レベル6で一番高い(国立公園がレベル5)。

RBBCには3つの島があり、中央島にはCONANPのキャンプベースと3つの漁協それぞれの一時宿泊所、北の島には海軍基地があります。

漁師の宿泊所(外観例)
漁師の宿泊所(内観例)

中央島にある湿地はラムサールサイトに登録され、ワニ、ウミガメ、イグアナ等が生息しています。

軒下のワニ
産卵中のイグアナ
ラグーン(水深浅く、マングローブ林が広がる、蚊がすごい)

電気は太陽光、水は雨水、ガスはボンベと限られたライフラインでの生活です。

居室の様子、夜は明かりが無いです

かつて(4~500年前)にはスペインや英国の商船が灯台の明かりを目印にしていたところをカリブの海賊に襲われたとか。なので沈船があります。

INAH(国立人類学歴史研究所)https://www.inah.gob.mx/images/recorridos-virtuales/bancochinchorro/

2.ミノカサゴFestival

外来種のミノカサゴ対策も兼ねて、7/16~18の3日間、CONANPと3つの漁協でミノカサゴ捕獲トーナメントが実施されました。

ミノカサゴ(Pez leon)
集まったミノカサゴはスタッフで解体、肉は19日の祭りで食べます。

3日間で集まったミノカサゴは60匹以上!4日目には表彰式のお祭りにむけて、朝からスタッフ総出で100人前の料理を作ります。ミノカサゴはフライにしてアグアカテ(マリネ風)になりました。

豚肉も焼きます
ロブスターのホワイトサラダもあるよ
ビーチバレー
表彰式

3.ビーチクリーン

また7/16~18の3日間はそれぞれビーチクリーンも行いました。マングローブの間のゴミは取りにくく大変。
参加してくれた人にはTシャツとキーホルダーをあげます。

ペットボトルやビーサンが多いかな

4.サンゴの調査

環礁の北西にサンゴの育成実験場があるので、そこの現状調査と掃除をしました。

このようなパレットが2~30基あります。
水温計のセットもします
天然のサンゴもすごい

5.島での生活

07:00_朝食準備(何作ったらいいか分からないので掃除と洗い物を担当)
08:00_朝食
09:00_作業準備
10:30_出航、サンゴ調査。
14:30_帰港、片付け
15:00_昼食準備
16:00_昼食
17:00_ビーチクリーン開始
18:30_ビーチクリーン終了
19:00_夕食準備
20:00_夕食

朝食準備、起きた人順
昼食
夕飯の後も水質調査機の勉強(暗い中でバッテリーライト使って偉い)

6.島で暮らして

本イベントは今回で28回目、漁師と保護事務所のスタッフの関係が良い関係を築いているのを感じます。
生活はなかなか過酷で、夜は真っ暗、ファンが回らないからといって扉開けると蚊に刺され、扉開けたからといって風がいつも吹くわけではないので汗だくに起き、水が枯れる朝はシャワーもトイレも流せない。まだ慣れなかったな。
だけど、集団生活で少し同僚達と話せたと思う(その分言語ストレスがすごく強かった)。
すごい経験できたと思うけど、ポジティブな感想にはまだ昇華できていないな~(2024.7.29)

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