【毎日投稿】13日目・炎上後の休止日数

芸能人をはじめとしてYoutuberやVtuber、インフルエンサーの方々が不祥事や不用意な言動で炎上すると、多くは謝罪文→休止という形を取る。

そういう時に言われがちなのが「謝罪文の内容、もしくは掲示のタイミングについて」「活動休止の日数」についてだ。特に休止日数は結構言われてるイメージ。
アンチなのかウォッチャー(野次馬)なのかファンなのかはわからないけど、
「さすがにあんな事をして関係者や同じ界隈の方に迷惑をかけておいて、一か月は少なすぎると思う」
「たった一週間てwそれ休止じゃなくて休暇やろw」
「無期限休止という事でしたが、たった一ヶ月で元通りなんですね。なんだかガッカリです」

みたいな発言をよく見かける。

それについて色々書いていこうと思う。

・活動休止と言うカードを切る事について

本人や所属事務所が発表した休止日数に対する批判に「短すぎ」「甘すぎ」「視聴者をなめすぎ」という3すぎがよく用いられている。

何か不祥事を起こした時に「反省の形」として活動休止を選択すること自体は俺はアリだと思っている。
それは「ちょっと家で反省せえよ!」的な意味合いばかりでなく、炎上を収めるためにも有効な手段なのかな、と。

燃やす人、叩く人は対象が目についている限り際限なく攻撃し続ける。
「燃やし・叩き」と「真剣な批判」はこのあたりに境界線があるんじゃなかろうか。

「真剣な批判」については、論点がブレないというか、シンプルに起こった炎上事件そのもののみを対象として意見を言っているイメージ。
なので炎上後の対応が悪ければ批判し続けるが、しっかり対応すれば粘着質になることはない。

それに対して「燃やし・叩き」は、起こした不祥事以外の部分にも攻撃する
過去のツイートや活動を掘り返して「元々こういうこと言う奴だからな、反省なんかしないよ」と無理やり繋げたり、炎上後のまったく関係のない活動に対しても攻撃する。
例えば「今朝はパンを食べました」というツイートに対しても「人を傷つけて食う朝ごはんは美味いかぁ?」とか「あんなことしておいてよくのんきにツイート出来ますね、反省していないのは明らか」とか言う。

こういった「燃やし・叩き」はだいたいアンチかウォッチャーだろう。
つまり、その界隈を支えているファンではなく、飽きれば忘れる人たちだ。
そういう人たちは承認欲求ストレス解消物申して自身の動画やアフィサイトを回したい営利目的か、いずれも炎上事件そのものが世間の注目から外れれば、自身の目的を果たせず離れていく場合が多い。(まれにいつまでも同じ事柄について粘着する人も見受けられるが)

だから、無理を押して活動を継続するより、思い切って世間の関心が薄れるくらいの期間離れた方が(反省にもなるし)本人のためにもいい気がする。

令和のSNSなんて一か月前のバズりがはるか昔のことの様に過ぎていくので、2週間もすれば「そういえばあの件誰もつぶやかなくなったな」となることがほとんどだろう。

「世間が忘れるまで隠れて、しれっと復帰しちゃえばいいんだよォ~」
という意味ではない。
反省は反省としてしっかりする。
それとは別レイヤーで自衛・延焼防止をするという複合的な意味合いでの活動休止は、対応としてベターなんじゃないかという意見だ。

・日数の目安ってあんのかな?

活動休止について「短すぎる」という意見は非常に頻繁に見られる。
どの界隈でも、芸能界でもよく見る意見だ。

けど、じゃあ適正な休止日数ってどのくらいだ?
・暴言とか軽いもので1週間
・差別的なこととか非常識な言動は2週間~1か月
・民法上の違法行為(著作権侵害とか)だと1~3か月
・刑事事件・裁判沙汰になったら最低半年

とか、ガイドラインがあるわけでも無かろうに。
まあこれは俺が完全に思い付きで書いたものだけど、俺本人としては「自分の思っている相場よりもちょいと重め」に書いてみた。
ただ、個々の意見でこれを「軽すぎ」とみる人もいるだろうし「こんなもんじゃね?」とみる人もいるかもしれない。

炎上した本人の元々のイメージや活動内容にもよるし、被害者がどれだけいるか、被害者と和解できているか、初動対応は迅速かつ適正だったか、とかの要素も長い短いの印象に確実に影響している。

爽やか好青年キャラが不倫とか。
清楚系美少女の未成年喫煙とか。
酒のCMに出てる人が酔って暴れたとか。
大変なのは子供番組とか子供向けコンテンツに参加してて炎上したケースだ。だいたいどんな不祥事の内容でも、
「こんなことをやらかした奴を子供向けの番組に出さないでほしい」
「教育的な観点から非常によろしくない」

といわれるから。ある程度自業自得なんだけどね。

「短い」という人は、これは俺の偏見なんだけど、どんな期間を提示しても納得しないのではなかろうか。
多分叩いてる人の心中は「いや休止とかじゃなくて本音は引退してほしいんだけどね」という気持ちがあるんだと思ってる。
だからこそ二週間でも一か月でも三か月でもダメなんだろう。

・それにしたって一日とか三日とかは短いよな

たまに見かける、一日とか三日とかでカムバックしてくる人。
休止の日数=反省の色ってわけではないけど、さすがに短くねえか、とは思っちゃう。
休止ってくらいだから、俺のイメージする相場は最短一週間。
別に根拠はないけどね。
だって一日とかじゃなにも状況変わんないし、叩きたい人たちの熱も冷めないでしょうに。逆に煽ってるまである。ヒートアップしちゃうよ。

「休止という逃げの形ではなく、活動していくことで皆様に謝罪と反省の意を見せられたらと思います」

スピード復帰する人はだいたいこういう事いうんだけど、正直な感想を言うと「物は言いようだなあ…」ってとこだ。

「当事者以外には関係ない」
「本人が反省してるならいい」
という言葉もわかるんだけど、謝罪も反省も結局は「外に向けて」やっていることなので、相手に伝わらない形の謝罪や反省だったら意味は薄いのかなと感じる。
特に、不特定多数からの評価や支持や人気で生計を立てている人にとっては、外部への対応って大事でしょう、と。

・まとめ

まあ俺は応援してる人が炎上したり休止したりってのを味わったことがほぼないので、当事者(応援してた人が炎上)になったらまた意見も変わるんだろうけど。

活動者側が調子こいちゃって更に炎上みたいなのは同情できないけど、基本スタンスとしては「謝罪文あり、活動休止なし」でもいいんじゃね?という感じだ。そこから事と次第によって適当な休止期間を設ける的な。

相場のないものに対して個々人の印象だけで「短い」って言うのって、結構乱暴な感情論だよね、って話でしたとさ。

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