Fot Tracy Hyde解散
For Tracy Hydeが昨日渋谷WWW Xにてラストライブをし、解散した。
私、Mav.とバンドをもう4年も(4年も!?)やってるのに解散することとか全く知らなくて、Twitterのみんなと同じように私もTwitterで知って愕然とした。
HP見たら「シバノソウとのバンド活動を継続します」ってMav.が書いてくれてて、それも知らなくて、「一本くらい電話くれよなあ」と本気で思った。
その話をフォトハイのドラム・草稿さんにしたら「愛やね」と言われたので「ツンデレすぎる」と返した。
とにかく昨日、歴史に幕が閉じた瞬間を見た。
私が中学2年生の時、まだラブリーサマーちゃんが在籍していた頃のFor Tracy Hydeを学校の先輩に教えてもらって聞き始めた。
そこからちゃんと掘って今のメンバーがほぼ在籍していた頃のBoyish、ラブサマさんが出していたマルチネレコードのDTM文化、DIIVなどのインディー/シューゲみたいなものにハマっていくことになったので、明らかに私の人生の音楽遍歴のターニングポイントだった
その後ukiyo girl(現ARAM)の企画を見に行って初めてフォトハイのライブを見た。今ARAMのnatsunoにもギターを弾いてもらっていて、すごい感慨深い話だな〜とたまに思う。
フォトハイとの実際の繋がりは2018年に私が夏botに編曲依頼をしたところからだった。
歩いていたら「毎日が夏休み」という曲ができて、鼻歌で歌ったものを夏botに渡したら数日後に完全に夏botの音になって曲になって返ってきて、あまりの嬉しさに私は駅のホームで舞い上がった。
その時まで私は自分の好きな曲と自分のやっている音楽の乖離は仕方ないと思っていたんだけど(ただやり方がわからなくて技術もなかっただけ)、そのタイミングから自分の好きな音楽を自分でもやりたいと思うようになった。まだ高校3年生の時で、私の渋谷WWWワンマンで披露して、その後事務所に入ってリリースまでありつけた。失恋を慰めてくれたり、一緒に海を見に行ったりもした。まだ私が高校3年生の時だった。
初めてMav.に会ったのは何故か熱海だった。
とあるライブイベントが熱海であって、私が超人見知りをして一人で海を見ながらTwitterとかしていたところ、同じくイベントを見に来ていたMav.が「花火、やりますか?」と声をかけてくれた。
優しい人なんだな〜とその時に思い、サポートを入れてバンドをやるぜ!と思った時に真っ先に連絡してみたのがMav.だった。何故か花火は恥ずかしくて断ってしまったが…。
今でもずっと優しいし、昨日のMav.はより輝いていた。ギター弾いてたし。
ギター弾いてる時のMav.ってマジで楽しそうで良かったな。今後私も弾いてもらお〜と思った
昨日の打ち上げでは飲みすぎてしまった。
終わることが寂しくて、辞めるのが勿体無いくらい良いライブで、でもその「勿体無いね」と言われるラストライブって美しいし理想形よね、という話にもなって、切なさとか寂しさを誤魔化すためにいつもよりも笑ったり明るく振る舞ったりしてしまった。
当初予定してなかったけど途中からサイン会終わりのフォトハイメンバーたちと合流できて、夏botはずっとエゴサをしてニコニコしていたし、草稿さんはベルリン・宮澤さんに抱きついていたし、エウ様はお綺麗すぎるし抱きついてくれるし、Mav.は最後まで乾杯の音頭とかを取っていて偉いな〜と見ていた。
フォトハイの写真を撮っている千明さんとMav.と3人で帰っていた時、フォトハイの初ワンマン(渋谷LUSH)を見に行った時の話、WWWのリリパ、クアトロのワンマンなどの話をした。そういえば、そういう節目となる大きいライブにはかなり行っていたことを思い出した。
今日WWW Xじゃなくてリキッドでいけましたよね、と言ったら本人が頷いてた。LUSHから考えると本当に規模がどんどん大きくなっていったのを確認した。
ずっとフォトハイはドリームな存在で、中学生の時のあの私に大きい夢を見させてくれて、靴じゃなくて海を見させてくれて、夏botは皮肉の効いたMCをしていて、そして「東京で一番美しいバンド」だった。
小さい会場で言っていたそれが、満員のWWW Xで全員の思いを代弁する言葉になっていた。グッと来た。
良いライブすぎてみてる時はウルっときたが泣かなかった。けれど、今日が終わったら、この酒が抜けてしまったら、全員が生活に戻っていくんだ、と思うとやっぱりダメで、私は深夜の最寄駅で涙を流した。そして爆睡した。
さっき起きて、でもこれからもフォトハイの音源は残り続けるし、グッズの在庫もあるらしいし、てかMav.がベース弾いてる姿をライブ会場で観たいと思ったらWWW Xに集まっていた皆様が私のバンドを見に来てくれることになるのか!と急に我に帰った。
Mav.に頼りつつ、Mav.に良いところを見せられるようにこれからも活動や制作を続けて参ります。
酔ったU-1さんに「Mav.をよろしくお願いします!」と言われたが、こちらこそよろしくお願いします、というか、頑張らせていただきます。
こねこちゃんニャア〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
シバノソウ
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