“趣味=消費活動”って損じゃない?

こんにちは。今日も主観を書き留めます。
絶対的な事実ではないかもしれませんが、確信に近い主観です。

今日書くことは、「“趣味=生産活動”になることで、人生が充実する!」
───ということです。

生産活動とは、この世に価値を生み出すことです。
逆に消費活動は、他者が生み出した価値を、お金などの対価を払って消費することです。

では、なぜ趣味が生産活動であった方がいいのか。
まず、そう思った理由を述べたいと思います。

●なぜ、“趣味=生産活動”の方がいいのか

・お金を使わなくても楽しめる。
現代はモノやコトが溢れています。
趣味が消費活動であれば、(極端な話)無限にお金が必要です。
また、田舎に住むのであれば、都会に比べて消費できるモノやコトが少なく、消費できる財の幅も狭いです。
しかし、生産活動が趣味であれば、多少の初期投資は必要であったとしても、
それ以降はお金を使わずとも、楽しむことができます。

例えば、僕は今自己満足でこの記事を書いていますが、これはパソコン一台さえあればできることなので、お金は一銭たりとも必要ありません。
むしろ、工夫次第でお金を稼ぐこともできそうです。
趣味が生産活動であることには、金銭的なメリットがあるのです。

・消費活動が投資に繋がる。
投資とは、将来の利益のためにお金や時間を費やすことです。
この利益とは、お金であったり、精神的な充足感であったりします。
消費活動のゴールがその場限りの充足感であるか、長期的な利益につながるかどうかが、消費か投資かの分かれ目です。

例を挙げます。
例えば、近年なりたい職業ランキング1位のYoutuber。
基本的に大多数の人はYoutuberの製作した動画を見ているだけです。
Youtubeは無料で利用できますが、大半は娯楽のために膨大な時間を費やしています。
ただ、この場合も生産者に回れば───つまりYoutuber側の立場になったら──
人気Youtuberの動画を楽しみながら視聴することが、研究につながります。
そうやって研究したのち、自分が価値を創造する側に回ることができるというわけです。

・全ての時間に意味を持たせることができる。
趣味が生産活動だと、全ての時間に意味を持たせることが出来るようになると
思っています。
例えば、辛いことや悲しいことがあった場合、作曲や絵を描くことが趣味なら、
その感情を作品で表現することでネガティブな事にも付加価値を持たせられるし、
ライターやYoutuberなら話のネタにできるコンテンツと化します。

生産活動をすることで、人生の出来事をもれなく価値あることに転化できるので、
生きるということがさらに楽しくなると考えています。

・お金を稼ぐことが出来る(かもしれない)
生産活動を行うことで、それらに価値を感じて消費してくれる人が現れるかもしれません。
そういった人たちが増えていくと、お金を稼ぐということも可能です。
もちろんその状況を作り出すには努力が必要ですが、
趣味であるならば、努力もそこまで苦ではないはず。
もしそれで食べていけるほど稼ぐことができれば、
趣味を本業にすることも夢ではありません。
趣味が仕事になるわけですね。
これが、近年よく耳にする「好きなことで生きていく」というものだと思います。

フリーランスや副業など、働き方の幅が広がっている近年の状況を考えると、
実現可能性は十分あると思います。
自分のためにやっていることが、人のためにもなれば最高ですよね。

では、続いて趣味を仕事にするメリットを考えて見ます。

●趣味を仕事にするメリット

・趣味が続く
趣味が続かないのって、目標設定が難しいことや、継続するための自己管理能力が必要とされることだと思うんですよね。
なぜこれらが課題になるかというと、他者の関与が無いからだと思うんです。
自己完結できる状況だと、趣味をやめたとしても誰にも迷惑がかからない。
だったら他者を巻き込んでしまえばいい。
他者から依頼を受けたり、逆にこっちから営業をかけたり。
そういう状況を自分から作ると、自己満足に磨きがかかるし、楽しみながらスキルも身につけることができる。
非常にいいサイクルが出来上がると思います。

・個の力が身につく
もし趣味のレベルが高くなり、他者が対価を払ってでも得たいと思うような価値を提供できるようになれば、会社に依存しなくても生きていけるようになります。
今、個人の労働者としての寿命より、企業の寿命の方が短いと言われている中、
会社が潰れても生きていける能力を身につけておくことは、大きなリスクヘッジです。
この際、会社の看板抜きにして、他者よりも優位に立つためには、個人のスキルが優れている必要があります。
趣味を生産活動にし、自分のために行うことでスキルを伸ばしておけば、勝手に優位に立てるという理想のサイクルが出来上がります。

・自分の強みを活かせる
趣味はあくまでも自己選択の範囲なので、好きなこと、得意なことに集中して取り組むことができます。仕事だと、なかなか得意なことばかりができるわけでは無いですよね。運が良かったり、自分で狙った仕事を出来ている場合は別ですが。
ただ、この場合も、スキルがなければ得意なことを仕事にすることは難しいです。
もちろん、「置かれた場所で咲く」という考え方もありですし、とても素敵だと思いますが、大輪の花を咲かせようと思ったら、自分の得意を知り、それによって価値を創造することが重要です。
そのためにもまずは趣味としていろんなことに手を出して、得意なことを発見し、磨いて、仕事にする。
この流れが最も理想的だと思います。

●今は個人が生産者になりやすくなってる時代

色々と述べましたが、僕も以前は
「生産活動って、ほんまにできるんかな?」
って思ってました。
けど、いざ始めて見たら、今は個人が生産活動を行いやすくなっており、
生産活動によってお金を得やすい環境が整っていると感じました。

・インターネットの普及により専門的な情報も得られるようになった。
まず情報です。
何かを始めようと思ったら学校に行かないといけない、なんてことは全くなく、
いろんな専門的な知識がyoutubeやnote記事に溢れています。
その中で情報の取捨選択をするのは難しいかもしれませんが、
本を読めば、何が必要な情報か理解できます。
本で流れを理解し、ネットで情報を深掘ったり補ったりすれば
独学である程度力をつけることが出来るはずです。
独学で限界を感じたら、スクールに通うなり、その道の人とSNSで連絡を取るなり
すればいいと思います。

・テクノロジーの進化により、素人でも安価に高い技術を扱えるようになった。
今はプロと同じようなソフトや機材が安価に扱えるようになってきています。
例えば、DTMならFL StudioやLogic Proなど。
また、動画編集や画像編集ならAdobe pro。
DJならSerato pro。
最近だとカメラやシンセサイザーのサブスクレンタルサービスもありますし、
少々のお金があれば、プロと似たような環境を整えることはできます。
勿論一定レベル以上のクオリティを求めればお金もそれなりに必要になるのでしょうが、価値のある生産物を作るという点においては、当人の努力次第で、数万円あればなんとでもなると思います。

・SNSの普及により、個人が消費者にアプローチできるようになった。
「実際に高品質な生産物が出来た!」となった際に、消費者に買ってもらうには、それらを宣伝したり営業する必要がありますが、現代はSNSという誰でも広告活動が出来るツールがあります。しかも無料で使える。
「高品質なものが作れるのに、誰の目にも止まらない。」という事態が起きにくくなっているんです。
(故に生産物のクオリティのみでなく、広告活動のセンスも問われるかもしれませんし、逆に認知力の幅が狭くなったことでクオリティ競争が激化するという考え方もできます。)

・新たな販売ルートの出現
自分の生産物を直販売する以外にも、現代では様々な売り方があります。
個人でもEC販売ができるような「メルカリ」「BASE」や、自分のスキルをそのまま販売する「ココナラ」などのプラットフォームがあるため、
これらを有効活用することで、手軽に収益化できます。

ちょっとしたSEOの工夫やサムネイルやキャッチコピーの工夫で
消費者の目に留まる可能性大です。

・広告収入という選択肢
これは動画や記事など、一部の生産物に限っての話にはなりますが、
広告収入という稼ぎ方も可能です。
自分の生産物を購入してもらえなくても、ただ閲覧してもらえるだけで収益が発生する仕組みが出来上がりました。(Youtubeやブログなど)

なので、マネタイズをごちゃごちゃ考えずとも、
価値のあるコンテンツをアウトプットして人々の注目を集めることさえできれば
収益化することが可能なのです。

…まぁ、もちろん簡単ではないかもしれませんが、
リスクはあまりないので、やってみる価値はあると思います。

●最後に

趣味を仕事にすることが理想的、とは言いましたが、
「他者に価値提供できるほど、自己満足しながらスキルを高められる事柄を見つける」ということが個人的に最難関だと思っています。
僕もいろんなことに手を出しましたが、長期間自己満足できる生産活動を今だに探している状況です。
最近は記事を書くのが楽しいので、ライティングスキルを磨いて、他者から求められるほどになれたらなぁと思っているので、
今回は自戒の意味も込めて記事を書きました。
読んでくださった方、ありがとうございます。

せっかくの人生なので、楽しく生きられるよう努力していきます!


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