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パフェフンフン33秒 スイーツ対決プレゼン編

 緊張のあまりアイスクリームが溶けかけていた。33秒で自己PRしなければならない。文字数にすればおよそ153〜203だ。サンデーには「日曜日と違って始まりは小文字です。よく少年マンガ雑誌と間違えられます」という持ちネタがある。アラモードだって「実は日本生まれです。なのでラはRでもオッケーです。アーモンドとだけは間違えなでくださいネ」とやれば10秒は埋まる。ええい、とにかくやるしかない。ここは少しでも引き伸ばして
「あー、パ[ʁ]フェと申します、」
プンプンたるブーイングの波が広がっていくのがわかった。
(発音出来ねえよ!)
(ここは日本だぞ)
(舌痙攣しそう)
(でも落とすのは惜しいな)
結局短縮され「パ」の一文字が残った。
例.「チョコパ一丁お待ち」
コスパやタイパと並称されるのだ? 振り向くとサンデーとアラモードの恨めしげな、あんみつ・かき氷・マンゴープリンの芬々と冷やかな視線が突き刺さったけど
「へのかっ盛り合わせ」一丁!

410文字

たらはかに様の裏お題に参加しています。

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