スナイパーの意外な使い方 ②

　大統領が狙撃されたの第一報にどこの大統領だよまさか訪日中の某国のだったら大惨事だぜと青ざめる者がある一方でちゃうでわが国の大統領やキミら知らんやろけどうちらも大統領制になったんやと得意げに語る者、ウソー大統領打たれちゃったのお？と嘆く女子軍団の発注する見舞いの花束のせいで生花市場は品切れ続出で当分の冠婚葬祭は花なしで行われた（大統領と親善大使を間違えていたらしい）そんなことは百万年前から知っとるわしがビックリしたのはあの大統領に暗殺するだけの値打ちがあったのかというその事実に対してなのだと負けん気を発揮する者。これには大統領自身カチンときて「アイツも意外な相手に狙撃されるがいいさ」と呪いをかけた。内心焦った負けず嫌いはあらゆるスナイパーを100均に完備してどんな意外な使われネタにも驚かないための心の準備に余念がなかった。親善大使の着ぐるみに潜んだ某国大統領と銃口を花束で覆い隠された花粉症の銃の話はまた次回。

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たらはかに様のお題に参加しています。