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蜂に8箇所刺された話

最初に断っておきたい。ダジャレを言いたくて体を張ったのではない。

私は当時クリスチャンで、ボランティア活動をしていた。自然公園のような場所があるのだが、その公園に続く100メートルほどの道路脇にある草むらが伸び放題なので、ボランティアとして草むしりを頼まれて行ったのが始まりだった。

一緒にボランティアへ行ったメンバーは、草が伸び放題の横のアスファルトを歩きながら、

女子「きゃー!虫ぃぃ!カエルいたああ!!」

とわめきながら、草むらから遠のいていった。

私はボランティアとはいえ、首をタテに降ったからにはしっかり草むしりをやろうと決めていたので、男子と一緒にナタを持ちながら茂りまくった雑草をバッサバッサ切り落としながら道を進んでいった。

繊維のしっかりした固い草も沢山生えており、ロンTとスニーカー、ジーパンで行った私には、ちょっと痛かった。155cmある私の腰くらいまで雑草は伸び放題で、足元は全く見えない。

チク、チク、…切った雑草が脚に刺さる感覚が、次第に強く感じた。
(ボランティアとはいえ、結構な労働だな…)

チク、チク、チク…
チクチクチクチクチクチクチク!!!!

あ、あれ!?痛い痛い痛い痛い痛い超超痛い!!!!!!!

職員さん「蜂だ!!離れて!!」

ボランティア女子「きゃああああ」ダッシュ逃げ

私「痛ったああ!!!!!!」ダッシュ逃げしようとしたら

職員さん「シナモンさん走らないで!!蜂が怒って他の子も刺されるから、ゆっくり逃げて!!!」

え!?そ、そう??じゃあ、歩くしかないか…

💢🐝🐝🐝🐝チクチクチク💢

痛ったああ!!めちゃくちゃ刺されてるから今すぐ早く逃げたいんですけどおおお!!( ;∀;)

職員さん「医務室まで歩いて!!」

ひどい話である。残り50mくらいある距離を、歩けと?
脚めっちゃ刺されてるヨ?なうだよ?チク、あ、また刺されたし。

ヨタヨタ歩きで、必死にたどり着いた先で、職員のおばさんに

「ズボン脱ぎなさい!」

上半身がロンTなので、仕方なく脱ぐと、そのまま車椅子に載せられ、他のボランティア女子男子の目の前を、不本意ながらロンT一丁で蜂に刺されてパンパンに腫れた太い大根足を見せつけながら病院に運ばれた。

刺された箇所を確認すると8箇所。

3日間自宅でほぼ動けず、脚がジンジン痛みで腫れた。

刺されても死ななかったので今こうしてnoteに顛末をかけているが、人生で蜂に8箇所刺されるなんてレアな経験だ。

神様、もう二度と体を張ったダジャレは必要ないです。アーメン。




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