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心が折れそうになったとき、本当に必要なのは・・

最近、心が折れそうになる出来事があった。そのとき、ふとある人の顔が思い浮かんだ。「あの人だったら、こういうとき、どうするだろう?」
そう思ったら、いてもたってもいられず、その方にメールをした。
「ちょっとモヤモヤすることがあったので、お話し聞いていただきたくて・・」
お忙しい方だ。「会ってください」と言うのはなんとなく気が引ける。でも、連絡は取りたい。だから、一方通行でもいいからメールしてみた。返信なくてもよしとしよう。そう、自分に言い聞かせて。。

そしたら、即「モヤモヤはいけませんな。会いましょう」と言ってくださった。当日になって、「なあんだ。そんなこと? たいしたことでもないのにと思われたらどうしよう」と急に不安になってきた(そんな意地悪な方では決してないのだけれど)。会ってもらって、貴重な時間を使わせてしまってよかったかな」といきなり弱気に。いやいや、今さらすぎだし。

でも、結果から言うと、会ってもらってよかった。本当によかった。心を覆っていたモヤモヤとした霧が晴れ、ドロドロと濁った血液が、玉ねぎを食べてサラッサラになって、身体の中をさわやかに循環していくような、そんな気がした。

その方が通ってきた道や苦悩、そのときどうしたか? みたいなことを聞くうちに、まず「ああ、この方も似たような思いをたくさんしてきたのだな」と知って、ちょっとホッとした。次に、「私の経験なんぞ、まだまだ少ないほうだな。私はまだ青いな」と感じた。

なんというか、自分だけが被った出来事だと思うから、ずっしりと重く心にのしかかってきて、「自分もうダメかも」と落ち込み、凹み、心折れそうになっていたのかもしれない。悲劇のヒロインか!でも、私よりもすごい実績をお持ちの先輩でさえも通ってきた道なのだ、と気づいたら「じゃ、仕方ないか」と思えた。大変だと思っていたことが、それほど大変でもないことに格下げできた。いつまでも思い悩んでも仕方がない。次に行こう、次!と思わせてくれた。

戻ってきて、お礼メールをしたら、こんなひと言をいただいた。

「人生、理不尽どころか不条理なこともいっぱいあるけれど、最終的に『自分は絶対に損をしない』というところに強い意志を持っていれば、必ず一番よい『解』が得られるはず。お互いにがんばろうじゃないのさ!」

泣けた。その心遣いに。思いやりに。私のことを思って発してくれたひと言に。

やっぱり、心が折れそうになったときには、誰か話せる人に吐き出すことが大事だ、としみじみ。弱気になり、心折れそうになっていたけれど、「もう少しがんばってみようかなー」というパワーをいただきました。ありがとう。自分の人生、引き受けて、もうちょっと頑張ってみようと思います。

そういえば、まるで今日の私にピッタリなタイトルの本を書かせていただいたのを思い出した。
『心が折れそうなとき、キミを救う言葉』
https://www.amazon.co.jp/%E5%BF%83%E3%81%8C%E6%8A%98%E3%82%8C%E3%81%9D%E3%81%86%E3%81%AA%E3%81%A8%E3%81%8D%E3%82%AD%E3%83%9F%E3%82%92%E6%95%91%E3%81%86%E8%A8%80%E8%91%89-SB%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%81%B2%E3%81%99%E3%81%84-%E3%81%93%E3%81%9F%E3%82%8D%E3%81%86/dp/479736646X

この本についてはまたあらためて書こう。

いつか、心が折れそうになっている誰かを救える人に私もなりたい。

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