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「最高のアイスブレイク」2021年5月22日の日記

・今日は東京都美術館のアート・コミュニケータが最初に受ける基礎講座の日だった。4月に始まったこの基礎講座も早くも4回目。今回も前回と同様にオンラインでの開催となった。早くまたみなさんに会いたいね...。

(アート・コミュニケータについて↓)


・今回のテーマは、「会議が変われば社会が変わる」。
・わたしたちアート・コミュニケータは、頻繁にミーティングを行う。都美館(東京都美術館)が開いていたときは都美館の部屋でリアルに集合して話し合いができていたけれど、現在はもっぱらオンラインで画面越しにミーティングをおこなう。
・わたしも金曜の夜と土曜の朝早くは(今日は基礎講座があったので無かったけれど)、企画の実施に向けてミーティングをしていることが多い。


・よりよい会議をするために。講師に青木マーキー先生こと、青木将幸先生をおむかえし、(オンライン)会議を円滑に楽しく、有意義なものにするためのテクニックを教えていただいた。


・昨年のこの基礎講座の様子が、都美館の公式HPに公開されています。


・青木先生の軽快なトークと、わたしたち受講者からの質問に対する的確な回答には舌を巻くばかりだった。


・わたしにとってオンライン会議は、アート・コミュニケータとしての活動だけでなく、仕事においても日常的に行っている。もちろん、対面での会議もだけど。
・今日教えていただいたテクニックや心構えの数々は、さっそく週明けからわたしの会議ライフを豊かにしてくれる予感がするものばかりだった。


・今回の講義の特徴としてわたしが感じたことは、質疑応答の時間をすごくたくさんとってくださったこと。多分、合計1時間は質疑応答に使ってくださったのではないかと思う。
・この講義の受講生は、わたしたちアート・コミュニケータの他、都美館と藝大のスタッフの方々。そして藝大の一部の学生さんたち。みんな会議や打ち合わせに対して思っていることはたくさんあるようで、様々な立場、年齢、会議のシチュエーションから質問が次々に出てきて、講義がとても活性化した。そのたびに青木先生から素敵な回答がいただけて、これぞ講義のあるべき姿、という感じがした。


・わたしもひとつ質問をした。
・職場で、部下と上司のコミュニケーション向上を目的として実践されているミーティングがある。「何を話してもいい。ただし仕事の進捗確認等の話はしないこと」という決まりがある。「何を話していい」と言われても、話す話題がなかなか見つからないんですが、どうしたらいいですか。という質問。


・先生のご回答をものすごくかいつまんで説明すると、「相手との共通点は必ずある。それを見つけよう」というものだったのだけど、そのご回答の過程で、先生が過去に体験されたという、「最高のアイスブレイク」の話がとてもわたしの琴線に触れたので書き残しておく。



・先生が30代だったとき。自分よりふたまわりくらい年上のおじさんと、初対面で仕事をすることになった。
・初対面で、初めてのコミュニケーション。年下の先生はドキドキしている。
・おじさんが年齢を聞いてきた。「いくつなの?」
・『31歳です。』と先生は答える。(話で聞いた正確な年齢はわすれちゃった)
・「奇遇だね!」とおじさんは嬉しそうに言った。初対面なのに、このおじさんは31という数字にそんなに思い入れがあるのだろうか。と先生が疑問に思っていると、おじさんは続けてこう言った。


・「実はオレも昔、31歳だった時があったんだよ!」

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