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「春休み旅行のきっかけ」2022年3月20日の日記

・約1年半くらい?工事をしていた国立西洋美術館を覆っていた工事の防塵防音用の幕が外れて、綺麗に整備された前庭が見えるようになっていた。

・開館はもうすぐ。ぜひまた行きたい。


・また都美に来た。

・フェルメール展はとても気に入っていて、初めて行ってからほとんど週一、少なくとも二週に一回以上の頻度では来ている。


・今日は午前中に再びこの展覧会を30分程度で回った後、今日は都美のボランティアの活動があったので部屋へと向かった。

・現在の東京都美術館の建物の設計は、同じく上野公園内にある東京文化会館や、埼玉県立歴史と民俗の博物館、宮城県美術館などなど、全国に建築が残っている前川國男が設計しており、美術館の活動としても定期的に「東京都美術館 建築ツアー」を実施しており、都美の建物をボランティアと一緒にめぐる、というような活動が行われている。

・ボランティアメンバーの中には、多くが美術好きであるけど、前川建築に興味のある建築好きたちの割合も少なくない。

・少し前から、ボランティアのとあるメンバー主導の活動で、「全国の前川建築についてみんなで勉強しましょう」というような趣旨の活動が立ち上げられ、今日は、それに興味を持った他のボランティアメンバーたちが、各々自分の好きな前川建築を紹介するという会がボランティア内部の催しとして開催された。


・前回のこの活動の時に、わたしは自分の母校、国立音楽大学の講堂が前川建築であるということを初めて知り、今日までネットで調べられる範囲と自分の記憶をもとに、この講堂を紹介する数枚のスライドを作成し、他のボランティアメンバーに自分の母校の建物を紹介した。

・通っている頃は全然意識していなかったし、大学のホームページのどこを探しても講堂の売り文句として前川建築であるということは紹介していなかったのでわたしは卒業してからこの事実に気づいたのだけど、確かに全国に存在する他の前川建築と比較すると、とても多くの共通点に気付かされる。

・前川國男の死没は1986年で、国立音大講堂の竣工は1983年なので、晩年の作品にあたる。


・他の方の発表を聞きながら、他の前川建築と国音講堂を見比べていくと、それらの建物が講堂の兄弟のように感じられ、実際にそれらの建物をこの目で見たくなった。


・温かい気持ちの良い気候になってきたこともあり、元々何度も行っていて好きだった九州に行きたくなった。
・九州には主な前川建築として、福岡市美術館と、熊本県立美術館が挙げられる。熊本には中学の修学旅行で行ったけれど熊本城しか回らなかったのでほとんど記憶がなく、実質初めてと言える。


・行きたいなーと思ったらすぐに行けそうな日を探して旅行を計画できてしまうのが一人暮らしの身軽な利点なので、すぐに今月末の1泊2日の九州旅行を計画した。



・今日3月20日は東京国立博物館が開館した日で、ちょうど開館150周年のアニバーサリーデーだった。

・ちなみに都美のお隣の上野動物園も今日が開園日で、今日でちょうど開園140周年になる。



・家に着いたら旅する喫茶とWpc.がコラボしたクリームソーダ傘が届いていた。可愛い。冬に比べてこれから雨がよく降るようになるので、雨の日も外に出る楽しみを持っていたい。

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