「母校に取材に帰る」2022年5月18日の日記
・今日は母校、国立音楽大学の講堂を取材した。
・なんで取材するかというと、国音の講堂(と、敷地内のいくつかの建物)は、東京都美術館や、東京文化会館、神奈川県立音楽堂などを設計して、現在も多くのファンを持つ建築家、前川國男の作品だけど、学校の敷地内ということでほとんど研究が進んでいない知られざる前川建築だから、前川建築に興味があるわたしが追っかけていたため。
・それと、夏に締め切りがあるWEB記事のコンペにこの題材で出そうと思っていたから。
・4月には前川建築設計事務所にも伺い、現在の所長の橋本功さんに講堂や国音についてお話を伺った。
・国音のホームページには、取材を申し込むためのフォーマットがあり、4月の時点でそこから講堂取材のお願いを出していた。
・快く受け入れてくださり、取材日を今日に調整していよいよの実施ということになった。
・web記事には良い写真が必須なので、カメラマンを大学の同級生の天野にお願いして、取材側は2人、講堂の案内にスタッフの岩崎さんという3人で取材を実施した。
・欲しいアングルは事前にある程度決めていた。
・国立国会図書館で国音の講堂についての資料を探したとき、講堂竣工当時にいくつか建築雑誌に紹介されていたのを見つけていた。その雑誌のアングルが良くて、基本的にはこれを真似する形で、プラスアルファ、記事の構成上欲しい写真の撮影をお願いした。
・ちなみに国立国会図書館も前川建築である。
・この取材で撮影できた写真は、この記事にたくさん載せています。
・たっぷり3時間半はいたかと思う。確か13時ちょうどに集合して、帰る時には陽が傾いていた。
・写真は天野のカメラ以外にも、自分のケータイでも撮っていた。
・自分のケータイだけで605枚撮っていて、最終的に天野に撮ってもらった分と合わせると1000枚近くになった。
・この取材は、最終的にこんな感じで記事にした↓
・11月にはデイリーポータルZの「自由ポータルZ」にも紹介いただいてとても嬉しかった。(下記リンク先で、3番目に紹介されています)
・よく、動画を撮る人が、失敗したところを切り貼りしてまるでスムーズにいっているかのように見せることを「編集マジック」というけど、それは文章を書くときも同じで、例えば一番大きい編集で言うと、実際には前川建築設計事務所にお話を伺いに行った上で行動を取材しに行っているけど、記事の中ではこれが逆転している。
・取材可能日の都合で先に事務所に伺ったけど、やっぱり一般的に読まれる記事としては逆の方が論理的かなと思って。
・記事を書くときは文章が書けなくて困ると言うより、最初の構成に困るのが全体の作業量の7割くらいを占めてる気がする。
・事務所に伺うのも講堂に伺うのもすごく楽しかった。2022年で一番楽しかった出来事、講堂に行ったこの日かも。
◇
・推してるVtuberがチャンネル登録者数2000人になったのを記念して、コンビニのプリント機能で印刷できるイラストを公開していたので、「写真用紙に」印刷してきた。
・家のデスクに飾った。