見出し画像

母時々四姉妹

三姉妹の母である私。ずっとワンオペ育児で父親役もしながら育ててきた三姉妹ですが、ある程度大きくなり、姉妹それぞれが自分たちの時間や自分たちの世界を広げて行き始めた時期を境に、私は母親役だけだったのをやめて、母親兼姉役と役替えをした。

長女二女の思春期を境に、そろそろ自分の『母』としてだけではない人生を少しずつ歩み始めるのにあたり、思春期娘達に合わせて『姉』役に時に変えたのである。

こんな四十半ばのおばさんが厚かましくも三姉妹の姉、と言うには無理があるが、無理矢理時々『四姉妹』と称して周りから失笑を喰らっている。

姉妹の居ない私にとって三姉妹は羨ましい限りである。当の本人達はどう思っているのかわからないけれど。その仲間に入りたい願望、少しでも若い世代の情報を取り入れ娘達と一緒に共有していきたい願望、色々私の目論見はあるが、要は『母』には言えないけれど『姉』には言えるんではないかという思春期の悩み事などを吐き出してもらいたい、聞いてあげたい、という感じなのである。

『母』は完璧ではない。(少なくとも私はそうだ)
娘達同様に泣くも笑うも悩むも失敗するのも一緒。同じ目線にたち、時には子供のように色々やらかすのが『姉』としての私。だから14歳の長女、12歳の二女からしたら、今はかなり『母』としての位置づけは怪しい事であろう…。

長女からの影響で、BTS沼に年甲斐もなくどハマり、MVを観ては娘と一緒にBTSダンスを練習してみたり(結果腰を痛めたり、テーブルの角に足を強打)…二女三女の影響でデジタルイラストをやろうとしたり(結果未だに操作出来ないでいる)、Switchでゲームをやってみたり…(結果マイクラで画面操作わからず酔いそうになる、RPGで居場所わからず迷子になる等)、色々とやらかしては駄目っぷりを発揮しているが、娘達にとってはそのお馬鹿っぷりがウケているし、半ば呆れられてもいるが、色々と話しやすい『母』であり『姉』となっております(多分)。

しかしながら『母』という威厳はある程度保ちつつ、時にはガツンと叱る事だってある。
この歳になると『怒る』ということ自体が疲れるので、なるべく平静でありたい。
しょっちゅうしょっちゅう小言も怒る事もあまりないため、いざ私の雷が落ちたらば、娘達にとっては『誰よりも怖い母』であるようで、今のところ私に反抗し刃向かうまでの度胸はあまりないようで、平和な我が家なのである。

三女にリコーダーを教える長女、母より母らしい

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?