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ハンドルを握ると性格が変わる

 長女が運転免許を取ったころの話。

 生まれて20年近く反抗期を継続していた持久力のある自慢の娘です。

 運転したいというので、親なら誰しも経験しなければならない「恐怖の助手席」に。

  長男、次女に続く3回目になりますが、やっぱり足を踏ん張ったり、冷や汗をかいたりするシーンの連続、那須ハイランドパークばり、いや富士急ハイランド「ええじゃないか」クラスのスリルです。

 「ここは学校が近いから飛び出しに気を付けて。」「はい。」
 「もう少しだけスピード落そうか。」「はい。」

 おっ、待てよ。いつもと違う。妙に素直だ。

「ハンドルを握ると性格が変わる」って、普通はおとなしいタイプの人が乱暴な運転をするときに使うと思っていたけど、うちの長女はどうやらその反対のようだ。

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