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#9 多様性 diversity

こんにちは。しばひろです🙋
最近のバンクーバーは、最高気温25℃~30℃の日が続いており、春を通り越して一気に夏がきた感覚です☀️
この時期でこんな暑いのは異常らしく、やはり温暖化の影響がカナダにも大きく出ていそう… 一部の山では、例年よりもひどい山火事が発生しているらしいです😢


さて、今回はここ10年?程でよく使われるようになった多様性(diversity)について、カナダで感じたことを書いていきます。

トップの写真は、先日行ってきたサーモンの缶詰工場へ行ってきた際に撮った写真です。日本人と縁のある土地で、歴史の話や缶詰の仕方を聞いてきました。
そこで、第2次世界大戦の際に日本人を含むアジア人が差別を受けていた話を聞き、多様性について少し考えました。


カナダは、歴史的にフランスイギリスの領土となっていた事もあり、移民が多い国です。実際に、街の公園の名前にイギリスのエリザベス女王の名前が使われてたり、通りの名前もイギリス系の名前が多いです。来週の月曜日は、ヴィクトリアデイという、イギリスとアイルランドを統治したとされるヴィクトリア女王の誕生日を祝う為の祝日となっています。ただ、ヴィクトリアデイが祝日かどうかは、州によって違うようで、ここでも州ごとの多様性が伺えます。
ラッキーな事に、バンクーバーがあるBC(ブリティッシュコロンビア)州では、公の休日となっています🙌 今書いてて気づきましたが、BC州の名前もイギリスから来てましたね。笑

私の暮らしているバンクーバーは、大都市な事もあり、カナダ全体での民族の多様性よりも、より多種多様な民族が混ざっている模様です。
その影響もあってか、街中を歩いていてアジア人だからどうのこうの、日本人だからどうのこうのと言われたり、後ろ指を差されることは全くありません。


次は、性の多様性について感じた事です。
カナダでは、性の多様性が浸透しているように思います(少なくとも、私が住んでいる周りでは)。
カナダでは、SNSのアカウント等や自己紹介のプロフィールにに自分の代名詞を書いている人が多いです。
例:he/his、she/her、they/them 等
自分がどの代名詞に当てはまるのか、どう呼んで欲しいのかを表しているそうです。自分の性自認についてオープンにする事ができる環境が整っているとも言えるかと思います。

それに比べて日本や日本人の人々はどうでしょうか。
日本には、まだ全ての人が性自認をオープンできるような受け入れるマインドがないのではないと思います。留学の授業でフリートークをする際も、日本人の学生はたまに何も考えずに
Do you have a boy/girl friend?
と聞いてしまう事があります。
この質問。日本であれば、
彼女/彼氏いる?
となるので、普通じゃないと思う人が多いかもしれませんが、海外ではこうした内容を聞きたい際には、
Do you have a partner?
と聞くのが、ジェンダーに配慮した聞き方です。
もしくは、
Are you seeing anyone? や Are you dating anyone?
という風に、特定の性別に限定した質問はしないそうです。

どうしても、日本人の人からしたらまだまだ馴染みのない聞き方かもしれませんが、この先日本でもさらにジェンダーレスな社会が進んでいく事によって、この聞き方も浸透していくかもしれませんね。


ここまで、多様性についてカナダの生活を経て感じてきた事を書いてきました。
日本人の多様性への理解が、他の理解が早い国と比べて遅いのには、集団行動を重んじる特徴がある事が関係しているのではないかなと思います。集団行動を重んじるからこそ、全員が同じじゃないといけない。集団の特徴と違う人は遠ざけよう。そんな傾向が無意識の考えにあるのではないでしょうか。

もちろん集団として行動することが時にはとても重要な場合もありますが、一人ひとりに得意不得意があるように、一人ひとりの考え方も違う為、もう少し自由の幅を広げてもいいのではないかなと思います。

日本がもっと多様性を取り入れられるような国になる事を祈ると同時に、自分自身も周りの自分とは違う考えも受け入れられるように努めていきたいです😌



日本では、G7サミットが広島で行われている模様ですね。カナダのトルドー首相も訪日しています🇨🇦
どのような話し合いがされるのか注目ですね。
もうそろそろ梅雨がやってくる頃でしょうか。雨が多いと気分が沈みがちですが、1日の中でほんのちょっとの幸せを是非探してみてください!🤞
ではまた!
Have a good weekend!


缶詰工場ミュージアムの様子

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