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わたしがあきらめたこと

私にはずっと目指していたものがありました。
その試験を今年7月に受けたんですが、まぁ、うまくいかず。
「3ヶ月後に、準備ができたら」と言われましたが、正直「無理だなぁ。」と思いました。

夫が舞台の公演で不在になるため、ワンオペが続くこと。
以前のように、自分の母が京都に来れなくなったこと。
どう考えても、私の頭も、心も「その中ではがんばれない。」との選択しか浮かびませんでした。
私の中ではできる未来が見えなかった。

だから、あきらめるということを選択しました。
そして、「その道は進んでいくつもりだけど、時間がかかりそうだ。」とサポートメンバーに伝えました。
そうしたら「いいと思う!」という返事がもらえました。

今までは、祝日があってもなんとか仕事できるようにしてきました。
夫のお母さんに頼んだり、夫に頼んだり。
でも、夫が舞台の公演、あちらのお母さんにお願いするのもなんとなく気が引ける。
「私が休むしかない」
ということで、11/23は息子と一緒に祝日を過ごしてます。

今までは「あきらめる」ということが怖かった。
自分自身が許せなかったんですよね。
なんだか挫折してるみたいで。

世の中を見たら、上手にバランスとって仕事とお母さんをしている人がいる。
私はそのバランスをうまく取ることができない。
がむしゃらに頑張るしかない。
そう思っていました。

だけど違ったんですね。
それに気付いたのは、南アフリカからのTheoに出会って話した時。
「母親業と仕事のバランスが取れない。どうやってバランスをとったらいいの?」と尋ねると彼女はこう言いました。

バランスなんてとれるもんじゃないし
取るものでもない


え??いいの?!
それでいいの?!
もうびっくりでした。

世界中で活躍している彼女が言うんですもん。
きっと、そうに違いない、と私は思いました。
そして、彼女はこう続けました。

家族が1番大切


そう言ってもらえたことで、私の心はとても楽になりました。
私は今まで自分では抱えられないくらい、抱えようとしてたんだなと気付くことができました。
頑張るべきところではないところで、頑張ってた。

With Theo

だけどね、不思議なんですけどね。
あきらめた途端、心に余裕ができて、いろんなことが見え始めたんです。
息子と穏やかに話せるようにもなりました。

そうしたら、人のサポートもしたいと思えるようになりました。
で、結局私は「この道を進んでいきたいんだな。」ということにも気づけました。

心から

自分のペースでいい!

って思えるようになりました。

あきらめたけど、結局私の芯の部分は消えなくて、何も変わってなくて、だけどより一層強いものだということに気づけました。

行き詰まってしまった時、大切なのは潔く「あきらめる」ということなのかもしれないですね。

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